漢字では「凛とした」と書きます。
『自信に満ちた』『堂々とした』『威厳がある』『気品のある』などのオーラを感じさせるような態度や振る舞いを表現する言葉です。
語源は、中国の古典文学や詩で『気品』『威厳』『端正さ』などを表現するために使われた『凛』という言葉に由来するそうです。
しかし、元々『凛』という漢字は無機質的な『氷』『寒さ』などを意味する言葉だったそうですが、転じて人間の容姿や態度、物腰などが『勇ましい』『美しい』『凛々しい』ことも表すようになっていったのだそうです。
日本語では、逆に『落ち着き』『品格』『清廉さ』を表現する言葉として使われたのが先で、そこから『冴えている形』『引き締まっている様子』『厳しい寒さの中で美しく咲く花』など、風景や物の雰囲気に対しても用いられるようになったのだそうです。
おもしろいですね。