宇宙船とは、Space Shipの訳語で、宇宙を旅行する乗り物のことです。
通常はソ連の『ソユーズ』やアメリカの『アポロ』など、人間を乗せるロケットや人工衛星のことを指します。
空想の乗り物『宇宙戦艦ヤマト』や『国際宇宙ステーションISS』も含まれます。
人工物ではない『地球』も人間を乗せて太陽の周りを1年365日でメリーゴーラウンドのように周回する乗り物とみなすことができるので、地球のことを『宇宙船地球号』と呼びます。
例えば、今年還暦を迎える人は宇宙船地球号の乗客として、太陽の周りを既に59回周回していて今年めでたく60回目をコンプリートすることになります。
太陽系の中心にいる太陽自身も、人類が乗った地球を引き連れて銀河系の中心のブラックホールの周りを周回していますが、表面温度6000℃の灼熱の恒星を『宇宙船』とは呼べないでしょうね。
現在乗客が乗っているのは『地球』と『国際宇宙ステーションISS』だけですが、将来は月や火星も『宇宙船月号』、『宇宙船火星号』と呼ばれることになるかも知れません。
『宇宙船地球号』は乗船拒否されることなく誰でも乗船可能ですが、凶悪な犯罪者は『死刑』によって強制的に下船させられることがあります。
『宇宙船地球号』の乗船に関する事項は以下の通りです。
乗船券: マイナンバーカード
乗船名簿: 住民票
乗船定員: 100億人(上限の推測値)
地球の伴走船の国際宇宙ステーションISSの搭乗員は厳密には地球号の乗客ではありませんが、いずれ地球に戻るということで、特に区別されることなく地球号の乗客としてカウントされます。
さて、我々人類(ホモサピエンス)は、『宇宙船地球号』の乗客として、現時点で既に70億人を越え、今世紀末には定員の上限に達するだろうと予想されています。
今現在は 『宇宙船地球号』内で 圧倒的な勢力を誇っている人類ですが、パンデミックや食糧危機など絶滅のリスクは高まっています。
私としては「宇宙船地球号からの下船の日まで安泰に過ごしたい」と願う今日この頃です。