丸投げ: そもそもは、土木建設業界で、発注者から仕事を請け負った元受けが、手数料などを上乗せしてその仕事をそっくり下請に譲ることでした。

 

そこから、本来なら自分で担当すべき仕事をそっくり他人に任せたり、押しつける場合にも使われるようになりました。

 

 

 

丸受け: 使用頻度の高い言葉ではありませんが、権力者の指示や命令に忠実に従うことで、 『鵜呑み』とか『盲従』と同義です。 

 

親と子の場合とか、学校における教師と生徒の場合、丸受けする子供は「人の言うことを良く聴く素直な良い子」などと褒められることもありますが、目上の人の教えや忠告などを無批判に鵜呑みにする洗脳されやすいタイプは要注意です。

 

いわゆる『特殊サギ』などでコロッと欺されるお年寄りは、子供の頃、大人の注意を良く聴く素直な良い子だったかも知れませんからね。

 

 

 

各種団体や組織においてしばしば発生する決議案に『白紙委任』するという行為は、方針決定に参加する権利を自ら放棄する『丸投げ』行為であると同時に、組織上層部の役員・管理者の方針を『丸受け』する行為にもなります。


『委任状』文化では、管理者側を過度に優利にして横暴にさせたり、被管理者側が過度に不利となる自殺行為になったりしないように気をつけたいものです。

 

 

 

丸投げは『何かをそっくり誰かに受け渡す行為』で、丸受けは『何かを無批判に受け容れる性格』に起因する言葉なので、観点が異なりますが、どちらも良い意味としては丸受けできません!