現代ではあまり使用頻度の高い言葉ではありませんが、昔は子育て熱心なお母さんとか、学校の風紀委員が日常的に使う言葉でした。
「身だしなみ」は3つの部分に分解できます。
「身」=自分、人一般
「だし(出し)」=見せること
「なみ(並み)」=普通の状態、世間一般の状態
そもそもの意味は「自分を普通の状態に見せること」とか、「人並みに身支度をすること」でした。
つまり「他人に不快感を与えない程度に身なりを整えて人前に出ること」でした。
次第に「なみ(並み)」の意識が薄れ、「他人に好印象を与えることを目的として自分の外見を化粧や衣装で整えること」という意味合いが強くなり、好感度アップのために外見を装うことをより強調して「身だしなみに気をつける」とか「身だしなみを良くしなさい」などと使われることが多くなったようです。
堂々と肩で風を切って歩くためには「身だしなみ」は必要なようですね。