「たとえばこの女、群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、・・・・」というナレーションで始まるテレビドラマが人気だったりもしますが、このところ『パワハラ』や『セクハラ』で、懲戒処分を受ける人が増えているような気がします。

 


ハラスメントの多くは『強い立場の人』、権力のある人』が『弱者』に対して行う倫理道徳に違反する行為、あるいは法律違反行為です。あおり運転など、路上での迷惑行為も同様です。

 


この『強い立場の人』とか『権力者』って何でしょうね。


あまり楽しくない言葉ですが、地位の上の人、権威者、金持ち・・・・。

 


軍隊では命令の指揮系統がしっかりしていないと、攻撃や撤退時に混乱が発生して無駄に命を落とすことにもなりかねません。

なので、命令の指揮系統という意味で、『指揮官』と『兵士(兵卒)』あるいは『上司(上官)』と『部下』という関係性は保たれるべきでしょう。

 


しかし、平時における会社や役所内で、『上司』と『部下』という名称を使うというのは、どうなんでしょうね。


地位の上下、権力の強弱をことさら強調する嫌な言葉だと思いませんか。


たとえば、日頃からあまりリスペクトできない上司を関係先の取引相手に「こちらが、私の上司です」と紹介するときは、まあ我慢できますが、逆に、上司に「これが、私の部下です」と紹介されるのは不愉快じゃありませんか。

 


『上司』と『部下』に代わるなにか良い言葉はないでしょうかね。

上司: 纏め役、指示役を表現する言葉

部下: 実行役を表現する言葉