他家の玄関先で目通り・案内を乞う時の呼びかけの言葉として使われます。

 

また『御免(ごめん)』は、『ごめんなさいね』とか『ゴメンネ』などとして日常的に使われています。

 

また希に、人と別れる時、「じゃー、ここで失礼します」と同様に「じゃー、ここで御免下さい」などと使われることもあります。

 

 

そもそも『御免』とは『免』に『御』を付けた丁寧語です。

 

『免』は『許す』『許可する』の意味で、『ください』と合わせて、『許してください』『ご容赦ください』という意味で使われています。

もちろん『ください』は『ちょうだい』の意味ではなくて、『お願いします』の意味です。


 

つまり、「御免下さい」は、訪れた玄関先まで家人のお出ましを願うために「突然すみません」「お忙しいところごめんなさい」の意味の呼びかけの言葉として使われますが、時代劇の「真平(まっぴら御免なすって・・・」とか『切り捨て御免』などを連想させる古くさい言葉です。


 

Excuse me”的な用法ですから、もっと格好良い言葉に改めて欲しいものです。