落ち着かない。 
落ち着くわけがない。 

明後日 3/6(火) 、癌検査の結果が分かる。 

まるで、鬱の状態が悪かったときのように 
心がざわつき 
何もする気になれず 
かといって、何かしていなければ 気が保たない 

空腹感はあるのに、食欲はない。 
一昨日の昼に トーストを食べたきりだから、 
もう 48時間 食事をしていない。 
コーヒーとタバコだけ。 
せめて、何か食べようか… 

頓服を飲んだ。 
30包もらってきた頓服が、残り あと1包。 
少ない。 
それだけでも 不安が余計に募る。 

癌でないことを祈るのは、もうとっくにやめた。 
それは欲張りすぎだと思うから。 
せめて軽度であってほしい。 
せめて転移していないでほしい。 


… それくらいを望むのも、贅沢なのだろうか。 


苦しい。 
心が苦しい。 
誰かに助けを求めたいくらいに苦しい。 
けれど、誰も助けられやしない。 

それに、誰にも助けを求められない。 
もしかしたら、それが一番苦しいのかもしれない。
予測していなかった未来 ~ ■ 番外編 ■


一昨日、昨日と、自由に出来る時間はたくさんあったはずなのに
何も出来ていない。

やるべきコトと、やりたいコトと、やってないコトが沢山あるのに……

… とにかく こはひ。
 

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 一昨日の土曜日は食欲もなかったが、ガンバって 晩飯だけは食べに行く。
大して食べたくもないのに、一生懸命に食べている自分がいる。
「あぁ…オレは今、生きるために食べているンだなぁ~」としみじみ感じる。

生きるために食べていることをこんなに明確に実感したのは 初めてだ。
 

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 昨日の日曜は、一念発起して … というより、
どうせ色々考えるばかりで 結果的に何も出来ないで終わるより、
思い切って何か一つのことだけでも実行した方が
絶対に充実感があるはず !! と思い、
数ヶ月ぶりに 娘ワンコ達をドッグ・ランへ連れて行こうと決意 ♪

 動けない、動きにくい身体と精神状態なのを、まず どうにかしないと。
ってことで、頓服を 2包 服用。
ぱわーどっくさんとこに電話してみるも、電話が出ない。
ン !? やめたりしてないよな !!? とか心配になり、Web で情報検索。

 やめてはいないようだけど、電話がつながらないので、
ランの方じゃなく会社の方に電話で確認してみる。
… 地面の状態が悪くて、お休みしたんだそうな。
ガッカリ。

 先ほど検索した際に、みどりがおか動物病院もドッグ・ランを開始した
との情報があったので、そっちに行ってみようか ?
地図を見ると、武佐の方… ついでに 芳賀さんトコに顔出しも出来るか♪
で、電話してみる… 留守番電話メッセージが「本日休み」だと告げている。
…………… ドッグ・ラン、日曜に休んでるのって、ナニ ?
やる気あんの ? バカじゃね !? とか思っても、どうしようもない。

阿寒までは、気力がない。

ゴメンね、ハナ、ブチ。おとさん、今日もダメ人間。
洗濯物干しだけは、少しするわ。

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 今日 2月20日は、検査 3/3… 最終日。大腸の内視鏡検査。
予想すると、検査自体もけっこうツラそうなんだけど、何より事前準備が大変だ。朝早くから 2リットルもの下剤を飲んでおかないとならないなんて(ヒィィ~!)
 …飲むしかない。

「おいしくないから飲みにくい」と言われていたけど、それほどでもない。
確かに おいしくはないけど、マズぅ~くて飲みにくい ってワケではない。
ただ、未だに あんまり “出て” ない。…心配だ。
もう、規定の 「朝 8時までに 2リットル」 を過ぎている。
残り 1リットル弱。
一生懸命(?) 飲んでみるしかない。

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 検査の 3日分の報告は、できればまとめて、後日記載しとこうと思う。
とりあえず今は、

 飲んでダス” のをガンバりますわ。
がん検査 ■ 問診 ~ がん検査に向けての初受診 ■

 2012年(平成24年) 2月14日、 
癌の疑いのため、道東勤医協 協立病院を訪ねた。 
協立病院は、僕の数少ない“縁のある”病院だ。 

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 肺がんで死んだ母の主治医だったのは、この協立病院の 黒川さんという医師だった。 
母の治療時には、実によくしてもらった。 本当に感謝している。
今でも感謝し続けている。 

オレは、そもそも「知っている内科医」というのは殆どいないに等しいが、 
“誰かと比較して” という相対評価ではなく、“絶対評価” として 
命を見てもらうなら…
もっと大げさに言うと、命を預けるなら 黒川医師しかいない。 

そう信頼するに値する医師と思っている。 
その医師に診てもらうことに決めた。 

 母が死んだのは 平成17年の5月… それから 7年近く経つ。 
黒川医師は、この間にずいぶん偉くなっていて、
協立病院における内科部門の「すこやかクリニック」の
院長になられていた。 

飛び込みでの初診だったこともあって (というか初診の場合は予約が出来ない) 
当日 2/14 は黒川医師には受診してもらえないかも知れない…と言われた。
受付の女の人ではダメだなと解し、一か八かの手… 

「“しぶやかずひろ が来た。どうしても黒川先生に診てもらいたいと言っている
 
と伝えてください」と直接医師に伝えてもらった。
黒川医師に直接伝えてもらった結果、たくさん待っている患者がいる中だったが、 
ほんのチョっとの空き時間を利用してくれて、かなり早くに診てもらえた。 
完全に自信があったわけではないのだが、

黒川医師も 「しぶや」の名前を覚えていてくれたようだ。
…ありがたいコトだ。

これで、取りあえず、希望する医師へのコンタクトはとれた。
二十数年信頼してきたように、今年もおみくじ
を信頼しよう。 

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                  道東勤医協 協立病院[内科] 受診結果 
                  内科:黒川聰則 医師 (協立すこやかクリニック院長) 

1 医師の所見 
 ・ CEAの数値は高い。 
 ・ 喫煙の影響で高くなることはあるが、20を超えることはない。(← オレの数値は 25.4) 
 ・ とにかく検査してみるしかない。 
 ・ まだ何も判然としていない今の時点からは、あまり不安をかき立てない方が良い。 

2 検査について 
 ・ CEAは大腸の異常に反応することが多いが、それ以外の部位もあり得る 
 ・ 疑わしい部位は全部検査しましょう。
  ※ 気になるところは、全部診ちゃった方がイイでしょう的な。 

 ・ 検査部位と日程はを別途決定。[→ 下欄の表に記載のとおり] 

3 「CEA:25.4」という数値について 
 ・ 転移癌の疑いは、ゼロではない。(なので、可能性のある部位を検査する) 
 ・ だからといって、この数値だけで「転移癌の疑いが高い」ということもできない。 
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 というような経過・問診で、内臓のほぼ全部を検査することになった。 

病院側の検査も込んでいるようで、検査可能な空きを勘案しながらも 
できるだけまとめて行い、短い日数で終わるように調整してくれた。 

とはいえ、例えば CTスキャンは 同じ日に複数回は出来ないなどの 

医療的な条件もあり、都合 3日に分けての検査となった。 

■ 検査日程・部位等


そして、オレの癌日記は続くのです…。


不安感の高まりから、頓服を服用。

昨日 (2/11) 1包
今日 (2/12) 2包

このところ、ズっとお世話になっていなかった頓服だが、
まだ 2日目で これだけ不安感が大きくなるというこは、
今後、手元に たくさんないと不安だ。 
医師に言って もらってこなければ…。

明日は健康診断。
休職中の 3年間、一般的な健康診断を受けていなかったので、
未受診者が個別に受けることになっていたものだ。

けど、今や そんな普通の健康診断など受けている場合ではない。
早く 癌の検査を受けなければ…
CEA の数値だけで言えば、もうすでに転移している可能性が高いんだから。

オレは この先、どうなっていくんだろう…


オレはまだ 鬱の波にぶつかりながら、ようやく立っているに過ぎない。
次に来るかもしれない
いや、来るであろう 大波に溺れないでいられるのだろうか…

■ 7 ■ 運命(さだめ)に逆らうしかない

 うつ病中に「死んでしまいたい」と思ったこともあるオレが、
自ら命を絶つことを回避でき、そして随分と回復してきて、

   「あのとき、早まって死んでしまわなくて 良かった !」
   「こんな病気で 死んでたまるか !」
   「活き活きとした 自分の人生を取り戻すんだ !!」
   「残りの人生を 今までよりも大事にするんだ !」
   「今後は、仕事じゃなく、ムスメと自分のために生きよう !」

そう強く思い始めていた 今この段階で、癌の疑い… 。
人生って、何ンなんだろうね。
これもオレにとって必要な試練なの ?
オレはどれだけ多くの試練を受けなければならないの ?


 鬱が悪化した 3年間チョっとで、オレは色んなものを失ってきた。
というか、普通の人が大事にしてるモノのほぼ全てを失った。

金 … 休職期間中の3年間の直接的な収入だけでなく、生涯賃金でどれほど狂ったか
立場・出世 … うつ病=危険因子 のレッテルは、もう剥がれることはないだろう
友人(の一部) … 精神病の人には、みな できればあまり近づきたくないヨね
生活 … 生活はズタボロになった。前の生活に戻すには何年かかることか

その他数えれば切りがないし、数えても今のオレには意味がないのでやめる。
失ったモノへの執着を断ち切ったところから、オレの回復は随分早まった。

“恨んだり、悔しがったり、羨ましがっていても、自分のためにはならない”
“うつ病からの脱出とは、そっくり元の自分に戻るのではない”
“基本は同じでも、新しい自分になって、
 2度目の Birth = 生まれ変わりをするんだ”

うつ病からの回復を、そういう風に 心底から考えられるようになって、
オレは随分変わったと思う。
誰かに教わったコトでもない。何かの本に書いてあったことでもない。
2つ目のは、医師のアドバイスがヒントになったけれど、
自分で導き出した この考え方が、鬱からの脱出には 大きな武器となる。
そういう確信がある。



 けれど、マジベースで考えると… だ。
うつ病からの回復を目指して、今現在も 少しずつだけ前に歩いている状態で、
癌との闘病もしていけるだけの モチベーションを維持していけるのか !???

…今後は、そこが問題であり、課題であり、
最も重要なことになりそうな気がしてる。

■ 6 ■ 今考える「未来」

 真っ先に考え、心配になったのは、二人の娘ワンコのこと。
バカだね、オレも。
でも、二人には改めて約束したんだ。
「おとさんは、おまえ達が生きてる間は、絶対に死なないからな!」って。
「おまえ達はおとさんがチャンと看取ってやるからな !」
「これから先、何があっても、絶対 先には死なないから、安心するんだよ」 って。

 でも、それは“気合い”とか“気概”のハナシ。
現実問題、この子たちより先に死ななければならなくなったら、この子たちはどうしよう。
困ったことに、オレにはヨメも子供もいない。
故あって、親戚も兄弟もいない、血縁関係で言えば 天涯孤独の身上だ。
まるで、漫画かドラマの設定を地でいく身の上。

 寝起きの布団の中で、そんなことを考えていたら、フと泣けてきた。
すると、即座に 下のムスメ:ブチ子が オレの顔めがけて飛び込んできた。
必死になってオレの涙を舐め取っている。
「おとさん、泣かないで」と思ってる以外に 受け取りようがない。
ハナを見ると、落ち着いているが 心配そうな表情で ジッとオレを見つめている。

…やはり、何があっても、この子達より先には死ねない。
けれど、悪い方のシナリオの覚悟もしなければならない。

 検査はこれからの話。
今はまだ、検査できる病院への紹介状をもらった段階。
だから当然、今の時点では 癌かどうかも分からない。
むしろ、何かの要因で、たまたま異常値が出た… ってコトであってほしいと願ってる。
それよりも、今のこの現実が悪い夢であってくれたらとも思ってしまう。


 けれど、あとで思い出すと、説明をしてくれた あの日の肛門科の老医師、
とても優しい雰囲気で接してくれていたっけ。
その目は、慈しむようでもあり、憐れむようでもあったことに気づいたのは、
帰宅してからのこと。
そして、そのことを思い出して、ようやくその意味を理解した。



…最悪のシナリオでは、オレは あと何年生きられるのだろうか。
いや、ただ生きてるだけでは意味がない。
活動的に動ける時間が全てだ。
その時間は、あと残り どれくらいなんだろう。
…今はまだ 現実感がないけれど。


■ 5 ■ 「CEA:25.4」が意味するもの

 インターネットで調べてみたら、情報はたくさんあった。
中でも、見やすかったのは http://tumor-marker.com/cancer/cea.htm だが、
残念なほどに どこも書いてある内容は 同じだった。


    “基準値の倍以上ではがんの疑いが濃厚、
     4倍以上では転移がんが疑われます。”


 えっ…!? オレの数値は 「25.4」だよ。
基準値が5.0ってことは、5倍超えてるってコト…ってコトは… (!)
またしてもあまりの唐突な事実に、一瞬 本当の意味での理解は出来なかった。

現実感がないまま時間が経った。
少しして、取りあえず表面上の理解はした。しかし、現実感は、まだない。
というか、“何かの間違いかもしれない”などという チャラケた気分が、未だにある。
実際、癌の検査さえ まだしていないし、当然、見つかってもいない。

ただし、自分の中の冷静な自分が言う。
「これだけ高い数値なら、“他人の検査結果と間違った”くらいのコトがない限り
 癌の覚悟を決めた方がイイだろうな。
「すでに転移してる可能性がある…ってことは、全部見つけるのも容易じゃないぞ。」

 取りあえず、最も信頼している人にだけ、電話で一報を入れた。
昔の上司だった人で、札幌という遠隔地にいるが、信頼をおいているし、
昔からズっと世話にもなっている人だ。
職場を異にしてからも、何か特別なことがあれば 連絡を入れている。
ボクよりズっと年上だけど、二十年来のつきあいだし、この人には 随分世話になった。
この人にも まだ恩返しが出来ていない。

電話は19時前頃には終わっていたはずなんだけど、
そのまま横になったら、今日の朝になっていた。
しかも、寝ぼけ眼で時計を見たら 8時。
何時間寝たんだろう…


■ 4 ■ 腫瘍マーカーの意味

 果たして、金曜日(2/10) …昨日のことだけど、詳しい説明を聞いてきた。

 今回の腫瘍マーカーは、たくさんある種類の中の「CEA」ってヤツ。
僕は、それが高い数値だった… ここまでが判然としている事実。

「通常の数値は どれくらいなんですか ?」
「5以下です」
「僕の数値は いくつだったんですか ?」
パソコンに表示されている検査結果表を見せてもらったら、「25.4」…

医師は、僕に言ってなかったけど、血液を検査に出した事情を再度説明。
「腫瘍がある可能性が高い という意味なので、是非とも大腸検査を受けてほしいんです。
 それで、紹介状を用意しました。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
慌ただしさを全く感じない穏やかな雰囲気の中、医師とのやりとり。

前日、インターネットで調べた中に「CEA」はあった。
プリントアウトして持参にていたその紙を見ながら
「心配で、僕もインターネットで調べてみたんですけど、喫煙者は高めになるって…」
「喫煙者、高齢者は高めになりますが、それでも 9以下です…ね…」

「あ、でも、調べてみたら 腫瘍がないっていう可能性ってもあるんですヨね !?」
気持ち首を横に振ったような感じで 「ぅ~ん… それは あまりないですね…」

「そうですか… あ、でも、悪性じゃない場合ってもありますよね !?」
それならば、単に切除してしまえば済むだけのはずだ。
医師は また少し口ごもりながら…
「このマーカーは、悪性の腫瘍に反応するものなんですよ…」

医師は続けた。穏やかな口調で。
「出血があったことから、まずは大腸を調べてみるのが良いと思います。 
 ただし、このマーカーは、部位までは判りません。大腸でないかもしれません。 
 なので、大腸に異常がなかった場合は、他の部位も調べた方がイイと思います。」

実際のところは、前日(2/9)も 当日(2/10)も出血はゼロになっていたのだが、
月曜の 最初に診察を受けた日には、金曜(2/10)に 再度検査をする予定だった。
でも、今日は検査をしないようだ。出血があったかどうかさえも 問診されない。…
それは何を意味するのか ?

そうは言わなかったけれど、医師の言葉のニュアンスには、
「もう、うちの肛門科で対処できる種類のことではないので、 
 ヨソの病院のお世話になってください」というのが感じられた。

言葉で確認してみた。
「そういうようなコト…ということでしょうか… ?」
「…はい。そういうことですね。」

次の患者もいるらしい雰囲気だったのに、
それを感じさせないでくれるほどゆったりと時間をかけた中で、
肛門科の老医師は 優しい口調でそう言った。

 でも、正直、その数値が何を意味しているのかは解っていなかった。
医師も、その「CEA:25.4」が何を意味するのかについては、全く触れなかった。
取りあえず、血液検査の結果のデータを打ち出してもらい、
その紙をポケットに入れた。

 あまりの唐突な出来事に、表面上 起こっている把握出来ているものの、
今起こっていることが何を意味しているのか 深く理解できないまま…
というか現実感がないまま帰宅した。

「CEA:25.4」の本当の意味を理解したのは、
家に帰って、パソコンでインターネット検索をしてからのコトだった。


■ 3 ■ 着信アリ

 3日目(水曜)には ケツ痛みもなくなり、具合も回復し、
診察結果も大したことなくて良かったと 一安心していた。

そんな日、仕事中に催して、会社のトイレでウンウンしてたら、
携帯のベルが。
最近のオレには 電話してくる人が殆どいないので、珍しいこと。
ウンウン×モリモリも終わり、薬も使ってないのに、出血も殆どなし。
「あー、治まってきたんだなー」とか思いながら、着信履歴を見ると、肛門科の病院。

「わざわざ電話してくるなんて、何ンだろう ??? 
 オレ、忘れ物とかしてないよナ !?」とか思いつつ
喫煙場所に向かいながら、こちらから電話をかけ直してみる。
電話を受けた女性が少しお待ちくださいといって、医師に代わった。

「ン!? 医師からの用事なの ?」

 何ンでも、気になったコトがあったので、受診した日には言わなかったけど
外部にも血液検査を出していて、その結果が今日来た とのこと。
そして、その血液検査の結果、異常値があったというんだ。

 痔的に問題はないのに、多い下血が数日続いたというのが、医師も気になったらしい。
それで、念のため「腫瘍マーカー」なるものの検査を出していたとの説明。

「しゅよ…う…マーカー !? ですか ?」
初めて聞く言葉で、それが何ンなのか、オレには全く解らなかった。
その「腫瘍マーカー」で高い数値が出たので、大腸検査をした方がイイらしい。
大腸検査は、その肛門科ではできないので、紹介状を書いてくれるとのこと。

「腫瘍マーカー」が解らないので、何だか全然解ってないままだけど
取りあえず 金曜日(2/10)にでも通院し、その際に説明を聞くことになった。

喫煙場所から職場に戻り、すぐに “腫瘍マーカー”を検索。
「しゅよう」まで入力した時点で、Googleくんが候補を羅列…
「腫瘍マーカー」ばっかりがズラリと候補に並ぶ。
オマエはテレパスか っちゅーの。

しかし、腫瘍マーカーでの検索結果には、「癌」の文字がズラ~っと並んでいた。


■ 2 ■ 初の肛門科体験

 「大したことないさ」と思う気持ちと、実際 大したことであってほしくない気持ちともあり、
正直、肛門科にはあまり行きたくなかった。
ま、でも、自分でも心配になるくらいの量の出血と、血の止まらなさから
治療を受けるしかないと諦めたり、覚悟を決めたり。

 2/6(月) の午前中に受診した。

行く前に軽く風呂に入り、お尻付近は特に念入りに洗ってから(笑)、初の肛門科受診。
どんな恥ずかしい体位を求められるんだろう…と不安(笑)だったのだが、
意外にも、横向きで壁側を向いて横になるだけ…という心休まる体位。
ま、パンツは下ろしてるンだけどさ。

 まずは、お尻の周りの肉を広げられて、穴を観察される。
物心ついて以来、お袋にも見せたことのない部位だから、微妙な心境だけど、
オレももう歳が歳なせいか、病院だからしょうがないってことのせいか、
老医師だったせいもあってか、大して恥ずかしくもなく ジックリ見て貰った(笑)
あんま異常はないみたい。サラっと終わり。

ツラかったのは、その後のことだ。
ヌルっとした軟膏のようなモノを塗った指(だと思う)を突っ込まれて、
まず激イタ。
多分、触診したのだろう。
(薄い手袋はしてるだろうが)指だけでも痛いなんて、
オレは何ンてケツの穴の小さい野郎なんだ (笑)

そして、次 !
結果的にあとでカメラだったと解ったんだけど、さっきより痛い異物を挿入… !!
息が出来ないほどに痛い。
看護婦が「はぁーはぁーと口で息をするようにして…」とか言ってるけど、
とてもそんな余裕ない(笑)
息を止めて、グっと我慢するのが精一杯。

すぐその場で VTR での撮影結果を見せてもらいながら、説明を聞く。
はぁ~ 鮮明、かつすぐ見れるってコトは、HDD録画か!? などと感心しながら。

結果、「大きなイボはない」(医師の言葉そのまま)とのこと。
つまり、大量出血するような イボ痔は見当たらないってこと。
じゃー、何が原因で大量出血が続いたんだろうね。

肛門の内側に、珍しいくらいの鬱血と充血が見られるそうな。
それが原因で、そこを便が通ったときに擦れて出血するのではないか…
との推測らしい。
念のため…とのことで、貧血の検査も。これは採血されるだけなので簡単。
結果も数分後には出て、貧血の恐れはないとのこと。

診察を受けた当日も出血はあった。
出血量は少なくなっていたし、比較的早めに血も止まったんだけど。
それよっか、今 変なモノ突っ込まれたせいで、ケツが激イタすぎる。
塗られた軟膏のような薬も、これまた滲みてビリビリしてる。
時間が経つとともに、どんどんビリビリ感は増してくる。
唐辛子成分の入った何かを 間違って塗ったんじゃないのか!? と思うほどに痛い。

座るとさらに痛く、結果的に“大したことない”という診断結果だったので、
診察が終わると早々に便所に駆け込み、痛みを増強させている軟膏を落とした。
ゴシゴシ擦りながら、「う~ん、こうしてるだけだと出血はないんだな」とか確認。

止血剤×2種類と、腫れを引かせるという薬×1種類の、合計3種類の飲み薬、
プラス 患部に塗る軟膏とやらが処方された。
でも、こんなに痛くなる薬、患部になんか塗れないっちゅーの。

 病院の裏手にある調剤薬局に行って 薬を貰い、車へ戻った。
が、痛みは治まるどころか、増しているようにさえ感じる。
さらに、痛みのせいなのか 何ンなのか原因は分からないが、スッゴく具合が悪い。
運転席に座っていると なおさらケツが痛いのだが、
起き上がって車を運転するのが難しいほどに 具合が悪い。

しょうがないから 職場に電話して、午後からも休みを貰う。
そして、小一時間、動けないままに 車の中でウンウン言いながら
具合が良くなって 車の運転が出来るようになるのを待つ…

翌日は仕事には行ったけど、前日も 目覚め後すぐにもバファリンを飲んだのに、ズっ~とかなり痛いままだった。
痛みで夜もあまりよく眠れなかったし、夕方になるまで体調は非常に悪かった。