2010年5月14日、北京大学メディア研究者の王錦思(ワン・ジンスー)氏はブログで、上海万博での日本館の人気の高さについて独自の考察を披露している。以下はその抄訳。

日本館は、中国館を除く上海万博に出展する各国パビリオンのなかで最も人気の高いものの1つだ。私は2時間並んで日本館に入場することができたが、4時間並んでようやく入れたという人々もいる。サウジアラビア館の「目玉」になっているデジタルシアター・IMAXはサウジアラビア製ではない。だが日本館にあるものはすべて日本製だ。パビリオンの建築コンセプトは「生命体のように呼吸する建築」で、最新の省エネ環境建築技術が採用された館内は常に自然な涼しさを感じることができる。

まずは遣唐使時代を中心に日本文化が中国文化を取り入れながら発展してきた様子が映像で表現される。そこに映し出された鑑真和上や遣唐使たちの生きざまは1000年以上の時を経てもなお見る人の心を打つ。次に現代日本人の生活を通して自然との共生や地球環境問題を考えさせ、さらに「超臨場感フォト」や「ワンダーカメラ」「パートナーロボット」などの日本が誇る最新科学技術を体感させる。

最後に日本と中国が30年近く保護活動に取り組んできたトキをテーマにしたミュージカルが披露される。日本と中国の伝統芸能である能と昆劇を融合させたこのミュージカルは両国国民の深い友好のつながりをたたえた内容になっている。残念なことに日本館は全館撮影禁止だが、高度な科学技術の展示と「心のつながり」を強調したテーマが人気の高い理由だと私は見ている。
2010年5月16日、上海万博開幕から2週間がたった週末、会場内には一風変わった清掃工が登場した。チャイナフォトプレスの報道。

清掃工らはエルビス・プレスリーに扮したド派手な出で立ちで登場。来場客らにいきなり抱きついたり、美女を追いかけまわしたりして会場内の笑いを誘い、長時間の行列に並ぶ来場客らの退屈をやわらげていた。

2002 年 12月3日にモナコ で開かれたBIE (博覧会国際事務局)総会で、メキシコシティモスクワ麗水ヴロツワフ を破り開催が決定した。2005年日本国際博覧会 (愛知万博、愛・地球博)に続き2度目の総合的なテーマを取り扱う、大規模な国際博覧会(登録博覧会)である。テーマは「より良い都市、より良い生活」(城市、让生活更美好、Better City Better Life)。会場面積(観覧エリア)は「浦西エリア」と「浦東エリア」に分かれ、両方を合わせると328ヘクタールにおよび、過去最大である。

万博のテーマソング 『歓楽節拍123』を歌うのは台湾 のアイドルグループ飛輪海 である。また、公式マスコット は「海宝 (ハイバオ、かいほう)」、ロゴマーク漢字 の「世」とアラビア数字 の「2010」を組み合わせたものである。

会期中の5ヶ月間で、1970年大阪府 で開かれた日本万国博覧会 (大阪万博)をうわまわる、史上最多の7,000万人の入場をめざす[1]