イタチの目薬

イタチの目薬

「ナルト」に関する感想・備忘録です。

「ナルト」を読んで感じたことの備忘録です。
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●追加オプション2(はじまり、序章)
・森の中の宙空に、突然、ナルトが出現し、そのまま地面に落ちる。
◇ナルト:痛てー。(狐につままれた感)あん? 何処だ、ここは? あれ、エロ仙人は? うん、待てよ、確か俺はエロ仙人に、『なんだってんだ』、って文句を言って、そしたら軽ーく無視しやがって。うー、思い出したら頭にくる! なんだってんだ、あのクソじじい!
◇老人:(か細い声)ナルト…。
◇ナルト:ん?
・ナルトが周囲を見渡すと、大木の根本に力なく四肢を投げ出し横たわる老人を捉える。
◇ナルト:どうした、じっちゃん! 一人か、仲間はいないのか? いや、どうでもいい、いま、助けてやる。
◇老人:俺は助からない。
◇ナルト:なに弱気なことを言ってんだ。ぜってー、俺が助けてやるってばよ。もう何も言うな。
◇ナルト(内語):まずい状態だ、ほとんどチャクラを感じねー、んっ?…、この感じ…。
◇老人:無駄だ、俺はもう助からない。
◇ナルト:いいから黙ってろ。
◇老人:人柱力が尾獣を抜かれたら死ぬのは、絶対の法則だからな。
◇ナルト:なにっ!
◇老人:あのマダラでさせ、この法則には逆らえなかった。
◇ナルト:じっ、じっちゃん、あんたは?!
◇老人:ここで第7班は我愛羅と戦った…。
◇ナルト:お前は…、サスケ?!…。
◇老人サスケ:あれから60年経った。
◇ナルト:6、60年だと?! 60秒じゃなく?
◇老人サスケ:お前には一瞬だっただろう。お前は時間のない空間にいたんだからな。尾獣は時間を超越している。
◇ナルト(内語):本当にまずいってばよ! もう全くチャクラを感じねー。これで生きてるなんて、ありえねー。サクラちゃんがいてくれたら…。
◇老人サスケ:サクラはもう死んだよ。
◇ナルト:(混乱して)サクラちゃんが死んだって? えっ、なに言ってんだ、えっ、お前、俺の心が読めるのか? えっ、なんなんだ?
◇老人サスケ:60年、お前と一心同体だったんだ。感じられる。ゴホッ、ウウッ…。
◇ナルト:分かった、もういい、もう喋るな。
◇老人サスケ:もう、お前の知っている者は誰もいない。60年という月日ともう一つの理由でな。
◇ナルト:んっ?! 後で聞く、いまは何も喋るな。
◇ナルト(内語):クラマ、クラマ、聞いているか? 俺にしたのと同じように、サスケを飲み込んでくれ。そうすれば時間が止まる。その間にサスケを里に連れていく。
◇老人サスケ:ナルト、語りかけても無駄だ。お前の知っているクラマはもういない。お前とクラマは完全に同化し、ウウッ…。ナルト、言うなればお前がクラマなんだ。それに、里もない。
◇ナルト:なっ、なんだって!
◇老人サスケ:もう一つの理由というやつをお前に説明するだけの時間が俺にはなさそうだ。いいか、ナルト、俺が死んだら、俺の眼をお前の眼に移植しろ。この眼は、この60年、俺が見た全てをお前に見せる。
◇ナルト:(涙目になりながら)死ぬなんて、言うんじゃねー。
◇老人サスケ:今度はお前の中で俺が休む番だ。
・サスケが微笑み、そして息絶える…。
◇何者かの声:どうやら、お主の知り合いはワシだけのようじゃの。
◇ナルト:…。
・そこには、傷を負い肩で息する仙人モードの自来也が立っている。

◇自来也:(殺気に満ちた小さく低い声)お主が死ぬか、それともワシが死ぬか…。

◇ナルト:?!

・ナルトが振り向く。

◇自来也:シスイの眼がまだこの世にある、ということを、確かめねばなるまいな!

・自来也がゆっくりと拳を開く。はたしてそこに握られていたものとは…。


※「妄想エンディング及びオプション」完

※新章スタート、なんてね。

●その4

・サスケがゆっくりと立ち上がる。

◇サスケ(内語):イタチの幻術、ではない。この眼はあらゆる幻術を見切り、あらゆる現実を見極める。あの時、俺が見たのは現実そのもの。くしくもイザナギという再度の確認機会を得て、確信することが出来た。あの時、この眼に写った現実は…、ナルトの眼に写るイタチの眼! そしてそれは、ナルトの瞳に微かに映りこんだ俺自身の…。 (2羽のカラスが森へと向かう軌跡を暫く追いかけ、眼を閉じる。)それ以上でも以下でもない。(再び眼を開き、腹に浮かぶ渦巻き型の呪印へと視線を落とす。)気まぐれとしておこう。ふん(薄ら笑い)、それにしても厄介なものを抱え込んじまったもんだ。なっ、ウスラトンカチ。

・カカシ、サクラの許へと、サスケが歩き出す。


●その5

・何処とも特定できない空間。

・ナルトが意識を取り戻す。

◇ナルト:ここは? 生きてる?…。

◇自来也:何処じゃろうのー。生きてるとも死んでるとも違うのー。 

◇ナルト:その声は?! はあー、なんでエロ仙人がいるんだよ!

◇自来也:つれないのー、久しぶりだというのに。お主、よもや、以前、四尾になってワシを襲ったことを忘れてはおるまいのー。

◇ナルト:はあ? なにほざいてんだ、このバケじじい!

◇自来也:おとぼけが上手いのー。いや、単に頭が悪いから忘れてしまったのかもしれんな。

◇ナルト:キー、なんなんだよ、そのトサカに来る言い方はよ。

◇自来也:トサカに来ようが、ドタマに来ようが、バカは治らんのー。

◇ナルト:だから、なんだってんだよ、その言い方は。いくら師匠だからって、礼儀ってもんがあるだろ。人間にはな、尊厳ってもんが。

◇自来也:もーいいわい。まだまだ修行が足らんようじゃのー。

・自来也が大股で歩き出す。その後をナルトが食い下がりつつ追いかける。

◇ナルト:だからよー、どうにかなんねーのか、その性格。

◇自来也:おっと、付いて来るのか、そんなことは言っとらんぞ。

◇ナルト:だからねー、もうちょっと…。

◇自来也:(誰に語るともなく)ワシもいろいろあった。雨隠れでガマ冬眠状態となってたら、ミナトの封印術が発動して、でもって気が付いたら、お前が寝ておって…。九尾のチャクラが、ワシのガマの油に染み込んでたからの、おそらく…。(※独自解釈)  んっ? オイ、コラ、ナルト! 師匠の話を聞かんか、このダメ弟子が!

◇ナルト:クー、だからよー…。だいたいガマ冬眠ってなんなんだよ。それじゃ、まるっきりガマじゃねーかよ…。

◇自来也:お前、いくら師匠弟子の関係だからって、言っちゃならんことがあるのを知らんのか?!

◇ナルト:ウー、だから、だからよー…、


・ホワイトアウト(完)



●追加オプション1

・その6の最後への追加

◇解説文:2年後、五影会議にて、忍界大戦の慰霊碑の建立が決定された。統一の銘文と里ごとに戦死者名が刻まれたそれは、各里それぞれの墓地に設置された。

それから30年、砂隠れの里では、「自戒の碑」という新たな石碑がそれに取って代わった。

いま、何処の里においても、あの慰霊碑を見ることはない。


『慰霊碑の碑文


我らは五人であった、

今なお五人である、

地の帳簿に一人の名は消え、

天の帳簿に一人の名は増えた、

食台の一方は空しく、

瞳は乱されしといえども、

しかも我等は五人である。

君は絆となった。


友の鐘が鳴り響く時、

寝ぶれる者が起き上がる時、

新しき使命が天より降る時、

我等は再び五人になるのである。』

(※内村鑑三「我等は四人である」を独自に改変)



『自戒の碑の碑文


我は我国に多くの智者あるを見る、

我は我国に多くの勇者あるを見る、

然れども、我は我国に多くの義人あるを見るに能わず。』

(※内村鑑三「国のために憂う」より)


●その3
・サクラの状態が、放心から動揺へと移り、震える声を吐き出す。
◇サクラ:ど、どういうこと? どうなっているの? せ、先生、ねー、カカシ先生、ナルトは? 何でナルトがいないの?
◇ミナト:ナルトはサスケの中にいる。九尾と完全に一体となってね。
◇サクラ:ナルトがサスケ君の中に? それじゃ、まるでサスケ君がナルトの人柱力みたい…。えっ!? まさか、そんな!…。
◇カカシ:六道仙人の力を宿したサスケならば、新たな人柱力になることも可能だろう…。

・サクラは再び放心状態に。
◇カカシ(内語):この状況を作った共謀者であるこの俺に、いま、この子に掛ける言葉など、ない…。

・緊張と悲しみと自戒とが混ぜこぜになった感情に圧倒され、カカシは後ずさりする。が、突如として鎌首をもたげた疑問に囚われ、固まる。

◇カカシ(内語):サスケ自身が、この可能性に気付いていたにしても、いなかったにしても、そのどちらにしても疑問は残る。つまり、サスケは何故拒絶をしなかったのか、ということ! このことが予期せぬ不意打ちであろうとも、心の中での拒絶はできたはず。そもそも尾獣封印は、受け入れ側である宿り主が、強く心を閉ざし拒絶を示すと、無条件に失敗する。自我の芽生えぬ前の幼児期に封印が行われるのは、そのためだ。(※独自解釈)
◇カカシ:四代目、尾獣封印を何故サスケが受け入れると分かったのです?

・ミナトがゆっくりと振り向く。
・ミナトの顔面には陶器のひび割れのような亀裂が幾筋も入っている。

◇ミナト:再び現世に降り立った瞬間、いままでとは違う自分、という感覚に打たれた。幻術に因るものではない。オレは縛られていなかった…。いいかい、カカシ、これは死んだから分かったことなんだが、君に伝えておくよ。そもそも幻術とは、生命そのもの、生命チャクラとでも呼ぶべきものに向かおうとする志向性そのものなんだ。つまり、被術者の生への執着こそが幻術の根源エネルギーなんだよ。生への執着が強ければ強いほど、幻術の作用も強くなる。だから穢土転生体に幻術は効かない。穢転生体に幻術を掛けるには、生贄者の生命チャクラの残滓を感知する眼、シスイの眼(=死睡の眼)を必要とする。(※独自解釈) しかしその眼はもはや存在しない…。(明るいトーンになって)だからオレを襲った感覚は、幻術ではない、忍術を超えたもの、ということだよ。忍者がこんなことを言うなんて、笑止千万かな…。オレからは、あらゆる疑いが消えていて、だから、サスケが受け入れるとか入れないとか、そういうことではなかったんだよ。(頭を掻く仕草)君の問いに対するオレの答えは、オレの問いに対する君の答えと一緒だね。無意識状態だった。(カカシに微笑む。)
◇カカシ:!…。
◇ミナト:(遠くの一点を見つめ)でも1つ、親子だから、分かることがある。あの時、オレはナルトであり、ナルトはオレだった。ナルトとオレは…、一つの意志、『無心の意志』だった。

◇カカシ:!!…。

◇サクラ:(拳を地面に押し当てた格好で、唐突に割って入る。)一つの意志?…、ウソ、ウソよ。(首を激しく横に振りながら)そんなの、そんなの絶対におかしい! それじゃ、ナルトは進んで封印されたっていうの? そんなことある訳ないじゃない! ナルトはみんなといたかったのよ。心からそう望んでいたわ! (怒りの形相をミナトに向け)アナタ、親なんでしょ! 自分の子供になんて酷いことをするの!

◇カカシ:サクラ、止めないか。

・サクラは、なおも声を荒げる。

◇サクラ:だって、2度もなんて…。(うな垂れ、嗚咽)酷すぎる!…。
◇カカシ:サクラ、いい加減にしろ、止めるんだ!

・ミナトがカカシを制する。

◇サクラ:(涙が止めどなく噴き出す。)姿がなくちゃ、助けようがないじゃない。どうやって回復させるの? 医療忍術がなんになるのよ? 私はなんのために…。3人でいたかった。私は、ただ、ナルトとサスケ君と3人でいたかっただけなのに…。

◇ミナト:サクラ、一人の親として言わせてくれ。君の頬を伝う涙に感謝したい。我が子は幸せ者だ。ありがとう。(一拍置いて)そして、もう一つ、一人の人間として言わせてくれ。オレは、このような身であろうとも、ナルトを信じ、ナルトの助力になりたいと願う。サクラ、人は皆、因果の中に生まれ育つ。『1+1を2とするこの世の決まりが、1+1をゼロに帰す争いを産む』という因果だ。ナルトにとって、仲間とは、その人個人であると同時に、自分でもあるんだ。ナルトは、1+1=1の世界に生きている。2にして1、1にして2であることを信じ、疑わない意志こそが、ナルトを駆り立て、ナルトに世界を開かせるんだ。

◇サクラ:1+1が?…。

◇ミナト:そう、いま君は3が1でありたい、と言ったんだね。

◇サクラ:3が1…。(ハッとして)そう、きっとそうだわ!

・サクラの瞳に生気が蘇り、サスケを見据える。

・サクラのゆっくり立ち上げる動きが、サスケの立ち上がる動きとシンクロする。

◇カカシ(内語):オビトよ。お前なら、この状況に何を思う?…。人が生きる時、意思もまたそこにある、という偉人の言葉を引用するか…。人の意志が忍術を超え、いや、生死をも超え、発動する。先生は、それを『無心の意志』と呼んだ。先生は死者として、俺は生者としてそれを体験した。そして、そのそれぞれの体験が更に1つの連携術となった…。俺は間違っていたのかもしれない。生と死、現実と虚、術と術者、肉体と心、敵と味方、そしてお前と俺…。(両目を閉じ、左眼にマスクを下げ降ろす。) オビトよ、きっと、お前は『らしくない』と笑うだろう。でも、言わせてくれ。『いま俺は、どこまでも身近にお前を感じている!』とね。そして、オビト…、(右眼が開き、力強く正面を見据え)『いまをもって、そして死ぬまで、もう俺はお前に語りかけることはない!』…。

◇ミナト(内語):クシナ、封印術とは、本来、閉ざすものではなく、2者を融合し、生かすものだったんだね。我々の子供は、親に教えるまでに成長したよ。

・体の各所が剥がれ始めると、たちまち崩壊は全身に広がり、ミナトは粉々に崩れ散る。


※その4に続く


●その2

・その1のラストと同一シーン。

・断片的な映像のフラッシュバック。クラマの八本の尾がクラマ(ナルト)とサスケを中心点として放射状に広がり、残りの一本がミナトへと延びる。クラマの腹からミナトのチャクラの手が伸び…。

・何が起こったのかを認識する間もなく、時空が捻じれ、しかし、次の瞬間には、何もなかったかのように時空は戻っている。
◇ミナト:尾獣封印!
・クラマ(ナルト)が、サスケの腹のあたりに吸い込まれていく。
・サスケの加具土命(カグツチ)が宙を切り、サスケはそのまま地面に激突する。立ち上る土煙…。


・ミナト、カカシ、サクラの3人が、その光景を凝視している。
・サクラは、腰を抜かし、その場にへたり込む。
・カカシは、血が滴る左眼を押さえている。

◇ミナト:間に合った…。奇跡的なコンビネーションだったね…。
・カカシの表情から緊張感が消えない。

◇カカシ:は、はい…。
◇ミナト:イザナギ、だね?
◇カカシ:多分…、咄嗟の判断で、いや、確信は…。実は、無意識状態でした。

・前方に視線を定めつつも、カカシの動揺した言葉にミナトが小さく反応する。
◇カカシ(内語):俺は写輪眼を失っていなかったということか…。いや、だとしても、いまの事象は説明がつかない。俺には、イザナギという発想自体がなかったのだから。あの術は、俺の意思を超えて発動した。まるで、写輪眼自体が意志であるかのように…。術が意志を持つなど、俺の理解を超えている。これも幻術?!…。 いや、冷静になるんだ。そうだ、これだけは断言できる。俺は確かに写輪眼を持っていなかった。オビトと共に写輪眼は消えたんだ。そのことは俺の全神経が証言している!! 反射的というのなら、この感覚が現れるはずだ! 写輪眼は俺の内なる力ではなかった。であれば、俺にとっての真実とは、この2点だ。『あの瞬間、写輪眼は俺に降臨し、自らを稼働し、かつ自らを消失した』、ということ。そして、『あの瞬間、俺は、俺自身が救済と自己犠牲への意志であるかのように感じていた』、ということ…。

・カカシが左眼を覆っていた手を降ろす。左眼は閉ざされたまま。
◇ミナト(内語):イザナギが不利な事象を夢とし、有利な事象を現実とする術だとしても、サスケの動きに如何なるミスもなく完璧であれば、そもそもこちらに有利な事象など存在しなかったはず! 選択すべき有利がなければ、結果は変わらない…。 あの時、サスケは一瞬遅れた。ためらった。イザナギはその一瞬を見逃さなかった。イザナギはサスケの遅れを広げ、オレの遅れを塞いだ。(※独自解釈) 何がサスケをそうさせた? サスケの心に去来したものとは? その眼に何が写ったんだ?!…。

・うなされた重い静寂に疾風が吹き抜ける。


※その3に続く

ナルトの連載終了から一つの季節が過ぎ去る頃になると、春のカエルの目覚めのような感じとでもいうか、もやもやふつふつと最終話(終末の谷でのナルトとサスケの戦い)を二次創作的に妄想したくなった。我流の回収版(納得版)といった類か…。
始めてみると、楽しいし、頭の体操にもなるので、暫く続けることにした。するとどんどん長くなって、理屈っぽくなって、夢にも出てきて、という具合。でも、自分らしくもありと思い、結果、悦に入る。


■タイトル:ナルト妄想エンディング-無心という意思
●前提の変更
・六道仙人はサクラを回復する。
・「どこに行かれるのですか?」とのカカシの問いに、「世界との新しい了解のため、意志に従え」と言い残し、六道仙人は消える。

●その1
・カカシとサクラが終末の谷の高台(崖)に到着。
・その2人の眼に飛び込んできたのは、最終決着に向け、最後の力を振り絞り、まさに空中に飛び上がらんとするナルトとサスケの姿。
◇カカシ:まずい! 2人がこのままぶつかりあえば、2人とも死ぬ!
◇サクラ:イヤー! 先生、2人を助けて!
◇カカシ:グギュ(奥歯を噛みしめる音)

・その時、カカシとサクラの目の前の宙空にミナト(四代目)が忽然と現れ、そのまま着地する。 
◇カカシ:四代目!…。
・ミナトは2人を視認するも答えない。
◇ミナト(内語);再び穢土転生だと?!
・ミナトにテレパシーのようなものが聞こえる。
◇オロチマルの声:術が未完成だからどうなるかと思ったけど、あなたの腕は戻ったようね。これまでの記憶も残っているでしょ。
◇ミナト(内語):オロチマル!
◇オロチマルの声:お喋りは後にしましょ、時間がないのよ。突然だけど、直観で動かないと間に合わないわよ!
・ミナトの視界に宙に舞うナルトとサスケの姿が写りこむ。
◇ミナト:クラマ! ナルトを飲み込め!
◇クラマ:んっ?! ミナトか、だが俺にはもうチャクラが…。
◇ミナト:尾獣封印(※八卦封印)の時に、お前の暴走を内側から止めるために埋め込んでおいたオレのチャクラがある。知ってるだろ、それを使え! ナルトを通じ、オレのチャクラはお前と同化するはずだ!(※独自解釈)
◇クラマ:ミナト、お前、まさか、再び…。
◇ミナト:そのまさかだ!

・ナルトの姿が消え、クラマが前景化する。併せて、ナルトの眼がクラマのそれへと変わる。
◇ミナト(内語):許せ、ナルト。
・ミナトが印を編み始める。
◇サスケ:くっ、こざかしい。今更ナルトを九尾の腹に匿おうとしたところでなんになる。九尾もろとも最後だ、ナルト!
◇ミナト(内語):間に合ってくれ!
◇サスケとクラマ(ナルト):ウオー!!!
◇ミナト:間に合わない!
・クラマの尾からチャクラが線となって、ミナトの許へとまっしぐらに伸び、まさに触れ合わんとした刹那!…。
◇サスケ:なに? 幻術だと?!(一瞬の混乱)
◇ミナト:こ、これは?…。
・何が起こったのか、状況を認識する間もなく、時空が捻じれていく…。

※その2に続く