伊坂幸太郎さんの「バイバイブラックバード」に続いて、今月読んだのは、中山七里さんの「死にゆく者の祈り」
伊坂ワールドを真似て、タイトルを中山ワールドにしたのだけど‥…も~う面白い!
どっぷりはまっています。
紹介文:何故、お前が死刑囚に。教誨師の高輪顕真が拘置所で出会った男、関根要一。かつて、雪山で遭難した彼を命懸けで救ってくれた友だ。本当に彼が殺人を犯したのか。調べるほど浮かび上がる不可解な謎。無実の罪で絞首台に向かう友が、護りたいものとはーーー。無情にも迫る死刑執行の刻、教誨師の執念は友の魂を救えるか。急転直下の大どんでん返しに驚愕必至。究極のタイムリミット・サスペンス。
まず「教誨師」という職業があることを初めて知りました。
刑務所で受刑者などに対して徳性教育をし,改心するように導く人のことであり、ここに出てくるのは希望者のみの「宗教教誨」でした。
もしかしたら冤罪かもしれない!
と友を救うために奔走する高輪顕真の行動は、僧侶らしからぬものでしたが、人間らしくてとても好感が持てました。
関根の事件を担当した刑事・文屋は、一度決定した判決を覆す結果になるかもしれない、警察・検察を敵に回すことも承知で顕真とともに調査を進めていく正義感に溢れた警察官で同じく応援したくなりました。
警察官とお坊さんがタッグを組んだ強力なバディの誕生って、なんとも変わってて面白かったです。
このまま刑が執行されてしまうのか、最後までハラハラドキドキ。そして、伏線はあったのかもだけど…今回も意外な真犯人にびっくり。
ただのサスペンスだけじゃなく、友情、親子愛、師弟愛、正義感、諦めない心とかいろんなものが詰め込まれてて、読みごたえがありました。
次は何を読もうかな?
しばらく中山ワールドに浸かろうと思います。
さて、今日の外回りは、風も気持ちよく綺麗な花々を見ながら春を満喫!って感じでした。
数年前から話題のネモフィラ。
市営住宅の花壇を彩っていました。
ネモフィラの近くに、
名前はわからないけどこちらも綺麗な花。
私の小さな庭にあるニゲラが勢いよく育っているので、俄然やる気が出てきました!
天気もよさそうですし、明日はガーデニングに励みたいと思います!
そろそろ風船かずらの種も蒔いておきましょうかね。