脳外科の看護 その9の① 脳外科看護師の求人はどこで見つける?  | 看護師辞めたい。ダメ病院と良い病院の見分け方【看護師求人、就職、転職情報】

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看護師求人、転職、就職情報サービスを受ける前に看護師が知っておくべき必要なこと。これを読めば、病院とは何か?看護師の仕事にはどんなものがあるのか?が全てわかります!!

みなさん、こんにちは。管理者のもうです





前回は


脳外科の看護の「脳外科は新卒・新人・未経験に適した場所か?」


について書きました。


今回は


「脳外科看護師の求人はどこで見つける?」


について書きます。



脳外科の看護


■ 脳外科看護師の役割


脳外科の看護師を希望する、という方はどんなことを脳外科看護に求めているでしょうか?心肺蘇生や急変対応ができるようになりたい、ということであれば勤務先はICUでも救急外来でもいいですね。しかし、脳外科病棟はこれらと少し違います。


一命はとりとめたものの、重度な後遺症がある、今後も引き続き急性期として経過を追っていくという場合に必要とされるのが脳外科病棟です。


救急外来は長くて数時間、ICUも1週間以内での入退室が多いですね。


しかし脳外科病棟はもう少し長く、それでいて慢性期までいかない期間を担当します。急性期として全身管理をする一方で、早期に今後の方針を立ててリハビリを開始しなくてはなりません。嚥下訓練が必要になる場合もあるでしょうし、経管栄養が必須ならば胃瘻を増設し、家族に指導する必要も出てきます。

医療行為のある間は、施設には行けません。設備面や受け入れ体制だけでなく、コストの面でも急性期病棟でなければ何をしても包括医療でまるめに入ってしまうから。


そういうこともあって、脳血管疾患の後遺症をもつ患者さんは施設やリハビリ病院でも受け持つことはできますが、発症直後から症状が固定になるまでの包括的な看護をしたいのであれば、やはり脳外科病棟になります。





■ 脳外科病棟に求人はどうやって探せばいい?


脳外科病棟の看護師求人は、基本的には他の診療科と変わらず、オンラインでは病院ホームページ、ハローワーク求人サイト、看護協会の求人サイト、民間紹介会社の求人サイト等、オフラインでは、地域のフリーペーパー、新聞折り込みチラシ等から探すことができます。


脳外科病棟の看護師求人の特徴は、その病院が全国から患者が集まる最先端医療を提供する急性期病院なのか、地域に根差した医療を提供する急性期なのかで広告の出先が変わります。病院が前者タイプの場合、WEB上の色々な媒体に広告が載っているケースが多く、後者の地域医療に力を入れている場合は、地元のフリー

ペーパーや新聞折り込みチラシなどにも広告に力を入れていることが多いです。


脳外科の看護を希望する看護師は、その業務の大変さなどから実際のところ決して多くはないと思います。最初は脳外科に来ても、命に直結する緊張感からくるストレスと継続的に自らも勉強を続けないといけない診療科の性質などから、当初の熱も意欲も根性も続かなくなり辞める方も実際たくさんいらっしゃいます。


また気持ちは脳外科で看護を続けたいと思っていても、腰痛からヘルニアとなってしまって、働けなくなる方もいらっしゃいます。

このように脳外科も看護師の確保が中でも難しい分野なので、脳外科を希望すれば門戸は決して狭くはないと思います。そしてそれが常勤以外のパートや非常勤であっても、比較的幅広く求人は出ているものです。


ただ、脳外科の特徴として夜勤専属というものはあまりありません。これは慢性期や施設とは違って、脳外科は意識レベルチェックが重要な業務の一つであり、夜だけでは、何かあった時にそれが正常なのか、日中の具合を参考にすることが難しいからです。


しかしこれも慢性的に人手不足を起こしている病院では夜勤専属を募集しているケースもあります。その場合は期間限定にしていたり、非常勤(パート)という扱いになることが多いようです。


ただ注意すべき点は、どんな就業形態だろうと、脳外科ではパートであれ、非常勤であれ、常勤と同様の職責が求められることが多いです。パートでも急変があれば対応するし、新人でも、ブランク明けの人でも業務に求められる内容は高いものがある傾向です。


もし小さいお子さんがいらっしゃるママさんナースで、脳外科経験がなくこれから脳外科に異動、転職するというのであれば、やはり最低限の知識が身に付くまでは家事より仕事優先にする環境づくりが必要です。公私の私の部分がバタバタしているなかで、なんとなく脳外科に興味があるからという中途半端な気持ちで転職されるのはおすす

めしません。





■ 脳外科看護師の求人を選ぶ際のチェックポイント


脳外科の看護師としてガッツリ知識、経験、スキルを身につけるのであれば、やはり脳外科病棟になります。脳外科の病棟は、国公立、大学付属、民間などの急性期病院、総合病院にあります。

国公立、大学付属、民間病院の違いは、以前記事に書いたのでここでは省きます

が、チェックすべきポイントとしては、まず脳外科でもその病院がどのような症例を扱っているかでしょう。



気になる病院の各症例数は、WEB上の「Caloo」サイト(http://caloo.jp/hospitals/detail/1270001780 ) に出ています。



こちらで、その病院が行っている治療実績から高難度手術実績などが載せられています。他の脳外科を持つ病院と比べて、より広範囲な実績をもつ病院のほうが当然脳外科における幅広い分野を学べます。

次に月平均患者数や平均在院日数もチェックしましょう。



こちらは、WEBの「病院情報局」(http://hospia.jp/hosdetail/1272004221 ) で、病院名を検索すれば手に入る情報です。



他の病院と比べて、1日当たり、月当たりの患者数や平均在院日数と、脳外科病棟に配置されている看護師数などで比べれば、その病院の業務の忙しさ度がわかると思います。

その他のチェックポイントとしては、看護師の配置数もあります。一般的に脳外科を持つ急性期病院は10:1の看護師配置か7:1配置かのどちらかのケースが多いですが、やはり法定数7:1をキープしている病院のほうが10:1病院よりも患者さんにより手厚い看護が提供出来ます。


ただし法定数以外で、病院には運用数(実際に現場の業務を回すのに必要な看護師数)というものがあるので、法定数だけをみて7:1のほうがしっかり看護が出来るとは一概には言えないのも難しいところです。

次回も


その9の② 「脳外科看護師の求人はどこで見つける?」のつづきをアップします。(^^)





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