「就職するなら急性期?療養?訪問?クリニック?...」(デイサービス看護の特徴)Part 4 | 看護師辞めたい。ダメ病院と良い病院の見分け方【看護師求人、就職、転職情報】

看護師辞めたい。ダメ病院と良い病院の見分け方【看護師求人、就職、転職情報】

看護師求人、転職、就職情報サービスを受ける前に看護師が知っておくべき必要なこと。これを読めば、病院とは何か?看護師の仕事にはどんなものがあるのか?が全てわかります!!

みなさん、こんにちは。管理者のもうです





今回もデイサービスの看護


についていてお話したいと思います。



■デイサービスの看護 Part 4


■その他メリット・デメリット


・デイの看護師は、病院や老健、特養等の高齢者施設と比べても、医療行為は少なく、利用者さんにより近く、家族の一員のような雰囲気で寄り添う看護が提供出来るメリットがあります。


・レクリエーションなどでは、ゲーム、ビデオ鑑賞、カラオケ、生け花、塗り絵、散歩、書道等の他、お花見や夏祭りなど季節による催し物も行われ、楽しみながら身体機能の維持・回復を図ります。


・デイサービスの特徴は、このように特にレクリエーションが多いので、利用者さんとも仲良くなり易く、病院にはない雰囲気で看護に携わることが出来ます。


・デイサービスセンターのもう一つの目的は、高齢者は高齢により自らの社会的役割を喪失して、自宅で引きこもりや孤立しがちになる傾向があるなかで、社交の場を提供することで、普段会わない同年代の高齢者と交流し、より人間らしく、健康的な人生を送る手助けをする役割も含んでいます。


・またデイサービス、デイケアのもう一つの役割として、日中はデイに通ってもらうことで、家族さんの介護が軽減されるという側面もあります。


・デイサービスの看護師の役割は、利用者さんの健康管理やリハビリを通して、さらに施設内に留まらず、病院勤務では経験の出来ない地域福祉の他職種の方々とチームとしてはたらきながら、疾患や障害のある利用者さんの自宅療養生活を見守り、サポートしていくことです。



■入職難易度:中


・デイサービスやデイケアでの医療行為は確かに病院と比べ少ないですが、だからといって看護師免許さえ持っていれば誰でも出来るか?というとそうではありません。


デイサービスやデイケアでの看護師は、介護職員との連携の元、介護職員への相談対応や指示出し、基礎的な看護知識や基本技術に基づいた医療処置や利用者の急変対応等が求められるので、新卒でいきなりデイサービス、デイケアでの看護師は難しいです。


また看護師の数もそもそもデイでは少ないので、先輩看護師がフルにゼロから教えてくれ、サポートしてもらえるケースは少ないです。看護師配置1名だけのデイでは、医療行為について、自分が責任をもって判断しなければならない立場となります。


最低でも病棟で3年以上の経験は積み、基本的な病気や薬の知識、看護技術を身につけ、さらに患者の急変対応、出来ればリーダー職などの立場も経験しておいたほうがいいでしょう。(実際、デイの看護師さんは10年以上のベテランナースさんが多いです。)


・新卒の看護師を募集しているデイサービス、デイケアセンターも実際あり、地域や在宅の看護を最初から希望する新卒看護師さんもいらっしゃいますが、デイでは当然介護職員は看護師に色々な面で頼ってくるので、全く経験がないと介護職員からもなめられ、ご本人がつらい思いをされると思います。


また利用者さんも元気な方が多く、スキルのない看護師だと利用者さんに不信感を与えかねません。さらにデイサービスやデイケアは、新人看護師への教育制度などない場合が多いです。


・デイ施設側は、機能訓練の配置加算を満たすためにとりあえず1名、看護師免許を持っている看護師さんを採用しよう、多少経験が少なくても目をつぶろうというところが実際は多いです。しかし、入ってから大変な思いをするのは看護師さん本人です。また全く経験がないと、デイで働く介護職員や、利用者さんにも迷惑がかかります。


最近は新設のデイが数多く建設され、看護師採用に困り、つい面接時には自分の施設のいいところばかり話されるところも多いかもしれませんが、そのデイでの看護師の役割とケア体制についてきちんと話を聞いてから決めましょう。


・デイサービスセンターで看護がしたければ、まずは新人教育制度が整っている病院の病棟で最低でも3年以上経験を積んでから、デイへチャレンジしたほうがいいと思います。特にデイの看護師の重要な役割の一つが急変対応なので、病棟で急変対応時の処置方法を学んでおくことは必須です。


・今後のデイの利用者さんの質は、国の方針である、「患者さんを病院から在宅、地域へ」という流れを鑑みると、より重度の医療行為を必要とする利用者さんは増えていく傾向です。


デイサービス、デイケアが果たす医療的役割も今後需要が増していくという意味では、デイで働く看護師さんの役割もこれからその重要度を増していくと思われます。


高齢者のほとんどの方は、施設ではなく在宅での療養を希望されています。そんな中で、デイサービスは、利用者さんの在宅療養をささえる上で欠かすことの出来ない、重要な施設です。


医療行為的な側面で考えると物足りなさを感じるかもしれませんが、利用者さんの生活の場の一部で、全人的な看護が提供できるという意味で、病院の病棟看護とはまた別の学びが多く、非常にやりがいのある仕事だと思います。



■面接や見学の際に確認すべき点としては


・利用者さんの平均介護度、デイ利用者数(1日当たりと合計利用者数)、介護職員、看護師の数、看護師1名が何名の利用者をみるのか、施設がどんな医療サービスを提供しているかや医療設備体制、緊急時の対応体制、他機関との連携など。さらに看護師と介護士の業務分担等々です。


・あと小規模で看護師1名体制のところでは、非常勤の看護師さんが何名登録されているかでお休みの取り易さなども変わるので、確認しましょう。


・またデイでは看護師は唯一の医療職員として、もし利用者さんの急変時の対応で看護師が責任を問われるようなこともゼロではないので、施設としての対人対物の賠償保険はしっかりカバーされているか、万が一のことのため、自分でも保険に入っておいたほうがいいかも確認するとより安心して業務に携われるかもしれません。


・デイサービスの求人は、地域に密着したサービスになるので、ネットのHP以外でも、地域のフリーペーパーや折込チラシ、派遣会社のHPなどにも広告を載せています。


基本的には看護の実務経験者で、看護師以外に准看護師でも応募できるケースが多いです。また常勤以外に、非常勤の募集もしているケースが多いです。また年齢層も定年を迎えた方でもOKなところも多いです。(デイの看護師はあまり腰を痛めるような入浴介助や車いすへの移乗移動などの業務比率は高くないので)



デイサービス、デイケアの看護にご興味があれば、是非、一度見学に訪れ、現場の雰囲気を知ってください!!



 



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