ジェンティルドンナの過剰評価? | 調教ジジイとパドックジジイの本格競馬予想

調教ジジイです。


今夜はジャパンカップの展望をしていくとともに、ジェンティルドンナ号について思うことを淡々と書いていきます。


予想誌を見ると、だいたいの新聞でオルフェーヴル・ルーラーシップ・ジェンティルドンナの3強オッズの様相を呈していますね。しかし、私がどうしても納得いかないのはジェンティルドンナ号の評価の高さです。


ディープインパクトやナリタブライアンに比肩する実力を持つ3冠馬オルフェーヴルと、天皇賞で出遅れながらも物凄い末脚を披露し、文句なしに最強の競馬をしたルーラーシップ。この2頭の人気は妥当でしょう。しかし、ジェンティルドンナは3冠馬というだけで人気してしまっている感が否めません。

確かにJCと同条件のオークスは大外一気でぶっこ抜く物凄いパフォーマンスでした。それは間違いありません。しかし、秋2戦の内容を見ると、成長力か他馬との差は詰まっているように思います。ウオッカやダイワスカーレット、ブエナビスタなどの名牝が数年スパンで何頭も出てこないと思いますし、彼女達が活躍した時代は牡馬のレベルがあまり高くありませんでした。ファインモーションやスティルインラブなどの名牝でも、牡馬の一線級相手には通用したとは言いづらい結果です(前者は札幌記念を勝っていますが、メンバーはそれほど・・・)。

結論として、今回は牡馬の相手が揃いすぎました。オルフェーヴルやルーラーシップは既に世界で実績を残すワールドクラスの名馬です。この馬の一番の適性と思われる2400で、オークスのような競馬をしても、まともなら到底この2頭には適わないでしょう。


外国馬は分かりませんが、このレースの力関係はオルフェーヴル>ルーラーシップ>その他3番手集団ではないでしょうか。あまりに人気を吸うなら、思い切って切るのも手だと思います。