◎ネオサクセス
○スマイルジャック
▲スピリタス
切ドナウブルー、エアラフォン
ネオサクセス号の調教タイムが破格だ。比較的タイムの出易い美浦の坂路とはいえ、馬なりで48.8-35.4-23.8-12.4という痺れるタイムを記録。追い込みという展開次第の脚質ではあるが、美浦Sの突き抜け勝ちからも、嵌った時の末脚は間違いなく重賞級だろう。買わない予定の人も、おさえで入れておいて損はない馬だ。
スマイルジャック号は安田記念で甦った。二桁着順を繰り返し、終わったかと思われていたが当該レースでは出遅れて最後方から上がり最速を記録している。しかも、実は前が詰まってまともに追えないシーンがありながらだ。脚色から、捌けていれば3着には来ていただろう。
今回はウッドコースで5本、坂路で1本と精力的な調教を課し、このレースに臨んで来た。3年前に勝った得意な条件、陣営もかなり入れ込んでいると思われる。元々ウオッカ号やディープスカイ号と好勝負を演じていた馬。安田記念の走りができれば、間違いなく地力ではナンバーワンだろう。
ドナウブルー号のVM2着は見事な走りであったが、このレースのレベルは決して高くない。ピークを過ぎたアパパネ号、過剰評価のオールザットジャズ号などが人気を吸っていたことからも分かる。更に、キョウワジャンヌ号、フミノイマージン号、マイネイサベル号が次々に不利を受けたことからも荒れた展開であった。特にマイネイサベル号は完全に脚を余しており、前が開いていたら勝ち負けだったと思われる(今回は調教が軽いため、同馬についてはパドックを見て判断)。過剰人気だろう。