いつも通りの月曜の朝がやってきました。いつも通り朝6時に起きて、朝食(お茶漬け)。

すこしソファーでゆっくりしてから、会社ではなく、家内とがんセンターへ向かいました。

脳神経外科の診察室は、いつも受診してる消化器外科のお隣です。どんなことを言われても受け容れる覚悟はできているので、特別な緊張感もなく、心静かに落ち着いて、呼ばれるのを待ちました。すぐに呼ばれました。診察室に入ると落ち着いた雰囲気の先生(A先生)が丁寧にご挨拶してくださいました。当然ですが、主治医とは連携されていて、僕の病状(肺転移、他)は全てご存知でした。

本題の頭の状態をMRI画像を使って丁寧に説明くださいました。小脳に1cm腫瘍。他、深部、他にも、1~2cm程度の腫瘍が少なくとも3か所。そして右頭頂葉には、視野をつかさどる脳の部位に乗っかる形で4センチを超える大きな腫瘍(腫れ、浮腫みを入れると5センチを超えていました)。認められたもので全部で4か所ありました。

全て、食道がんからの転移性腫瘍であると告げられました。「こういう病院なので、腫瘍が脳に転移して受診される方がたくさんおられますが、食道がんからの方は珍しいです。」ここまで大きくなるまでどれくらいかかったのでしょうか、と尋ねると、「脳腫瘍の進行速度は速いことが多く、6カ月で5センチ前後になるケースもありますが、個人差もあるので、なんとも言えません。」とのことでした。そして、「このまま放置すると、週間単位で確実に悪化します。処置、治療を希望されるならば、急を要します」とのことでした。治療としては、外科処置(手術)、つぎに放射線。化学療法は効果が低く、期待できないそうです。放射線も、効果が表れるまでに時間を要し、3センチを超えるものは治療成績がよくないそうです。3センチを超える大きなものは外科処置がベターとのことでした。即断即決。急ぎの手術をお願いしました。

まず脳の切除手術を行い、それからその周辺、および他の転移性脳腫瘍へ放射線治療を行う、ということになりました。目の視野欠損、機能が回復する見込みは大きくないみたいですが、悪化は食い止められる、みたいです。それだけでも嬉しいです。ただ、リスクとして、脳を触るという大きな手術なので、そのリスク(後遺症)と、体力が低下することによる肺多発転移がん他の予期しない増勢の進行が起こりうる、そうです(よくあるみたいです)。そのあたりは次回説明してくださることになりました。早速、手術を予約。ただし年内は無理らしく、

最短で1月13日。空きが出てスタッフの体勢を組めれば、前倒ししてくださる。ということになりました。

続いて、左視野の欠損状態の確認。いくつかテストを行い、左側視野の1/3以上を欠損(自覚アリ)と診断されました。。巨大な脳腫瘍が右側にあるので、視野欠損は当面左側で進行するだろう(つまり右視野は維持される)ただし、上方向にがんが進んだ場合は、運動機能に障害が出てくるみたいです。すでにふら付き、は時折発症しています。

血液、尿検査、心電図、呼吸機能検査、心臓エコー、X線撮影、を矢継ぎ早にしてくださり、(こういうの、がんセンターは見事に早いです!!)、次回は25日木曜に入院前面談(手術説明、麻酔科医外来、お薬外来、入院予約)という運びになりました。

今日も診察に付き合ってくれた(そして次回木曜も)家内に感謝です。絶対に諦めずにがんばるから。

また、また、またの大きな手術…。3度目…。

もうやるっきゃないです。前進あるのみ!

がんばります('ω')ノ