●まつろわぬ   ●神
★服わぬ
読み方:まつろわぬ
別表記:順わぬ
帰順しない。従わない。平定事業において抵抗を続ける。などの意味の表現。「まつろわぬ民」「まつろわぬ神」などの表現で用いられる。

★まつろわぬ民
読み方:まつろわぬたみ
別表記:順わぬ民、服わぬ民
平定事業において抵抗を続け、帰順しない民族。などの意味の表現。「古代において蝦夷の民は、王朝にとり、まつろわぬ民であった」などのように用いられる。

★まつろわぬ神
読み方:まつろわぬかみ
別表記:順わぬ神、服わぬ神
記紀神話などにおける神々の争いや平定事業において、抵抗し、帰順しない神。天津甕星神などがこのように呼ばれることが多い。

★アラハバキ(荒覇吐、荒吐、荒脛巾)http://p.tl/kC4C  日本の民間信仰の神の1柱である。
その起源は不明な点が多く、歴史的経緯や信憑性については諸説ある。
東日流外三郡誌で遮光器土偶の絵が示されており、それに影響を受けたフィクションなども見られるなど、古史古伝・偽史的な主張と結びつけられることも多い。
アラハバキを祀る神社は約150で、全国に見られる。東北以外では客人神(門客神)としてまつられている例が多く見られる。
客人神とは本来、客人(まれびとを参照)の神で、ここでは元のその地の神(地主神)に主客転倒があったものとされる。

★じゃしん 【邪神】
人にわざわいを与える神。よこしまな神。悪神。まがつびの神。
★邪神
読み方:アラブルカミ
高天原の神々に従わず、また高天原に帰属しない神々。

★邪神とは人間にとって災いをなす神である。類義語に悪神がある  http://p.tl/4442

★あくじん 【悪神】
悪い神。災いをなす神。

★悪神
読み方:アラブルカミ
高天原の神々に従わず、また高天原に帰属しない神々。
別名 荒振神、邪神、暴神

★荒振神
読み方:アラブルカミ
高天原の神々に従わず、また高天原に帰属しない神々。
別名 邪神、暴神、悪神

★暴神
読み方:アラブルカミ
高天原の神々に従わず、また高天原に帰属しない神々。
別名 荒振神、邪神、悪神

★えきびょう ―びやう 【疫病】
流行病。伝染病。はやりやまい。えやみ。
********
・やくびょう ―びやう 【疫病】
伝染性の熱病。えやみ。えきびょう。
★疫病   歴史民俗用語辞典
読み方:エキビョウ
流行病、瘧(おこり)意。
★疫病神 - Wikipedia  http://p.tl/OTk8
黄表紙『怪談夜更鐘』(かいだんうしみつのかね)。
ある武士のもとに現れたこの疫病神( 左)は、50歳ほどの坊主の姿だったという。
 疫病神(やくびょうがみ、厄病神・厄神)は、 世の中に疫病をもたらすとされる悪神。

★そみんしょうらい ―しやうらい 【▼蘇民将来】
(1)疫病よけの神の名。貧者だったが、神に宿を貸したお礼に茅(ち)の輪を作って疫病から免れる方法を教えられたという(備後風土記)。
(2)災厄を除いて福徳を祈る護符の一。六角または八角の棒や木札・紙札などの形状がある。「大福長者蘇民将来子孫人也」などの語を記す。毎年正月、寺社で発行する。

★蘇民将来   歴史民俗用語辞典
読み方:ソミンショウライ
護符の一種。

★蘇民将来   季語・季題辞典
読み方:ソミンショウライ
疫病除けの護符
季節 新年
分類 宗教

★蘇民将来(そみんしょうらい、蘇民將來) http://p.tl/5sam
日本各地に伝わる説話、およびそれを起源とする民間信仰である。
こんにちでも「蘇民将来」と記した護符は、日本各地の国津神系の神(おもにスサノオ)を祀る神社で販売されており、災厄を払い、疫病を除いて、福を招く神として信仰される。
また、除災のため、住居の門口に「蘇民将来子孫」と書いた札を貼っている家も少なくない。
なお、岩手県南部では、例年、この説話をもとにした盛大な蘇民祭がおこなわれる
★定義
神は、神話や伝説や経典に登場する憧れや尊敬や信仰の対象となる存在である。人知を超えた絶対的存在(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教など)、アニミズム的発想で自然界の万物を擬人化(神格化)した存在、神社に祭られている生前優れた業績で名を馳せた人物や祖先、天皇への尊称、優れた能力を発揮する人物、非常にありがたい人やものといった、様々な概念に用いられる語彙であるとされる[2]。

漢字としての「神」には、「不可知な自然の力」「不思議な力」「目に見えぬ心の働き」「ずばぬけてすぐれたさま」「かみ」といった意味が含まれる。
古典ギリシア語: "Θεός"、英語: "God"の訳語としても「神」は使われるが、キリスト教における"Θεός"、"God"を中国語訳・日本語訳する際に、「神」をあてることの是非について19世紀から議論がある(後述)。
ただしキリスト教化される以前の古代ギリシャ時代の"Θεός"にも、訳語として「神」は用いられている。
このように「神」と訳される非日本語言語の概念まで含めれば、その内容は多岐にわたる。

★神 - Wikipedia  http://p.tl/Qwed
人間の民族性・地域性・文化・伝統などの歴史的背景を経て、その宗教的風土や伝統的風土の中で醸成された、人知を超えて尊敬・崇拝される存在ないし概念のことをいう。
★定義  http://p.tl/Ltmm
★かみ 【神】
人間を超えた存在で、人間に対し禍福や賞罰を与え、信仰・崇拝の対象となるもの。
(1) (ア)宗教・習俗において、信仰・崇拝・儀礼・神話・教義などの中心となる位格・存在。日本の神道や民俗の祭りでまつられる対象、またはユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの超越的絶対者。仏教では、仏や菩薩の権現・守護者などとされ、仏とは区別される。
「―に祈る」「―のお告げ」
(イ)哲学で、世界や人間の在り方を支配する超越的・究極的な最高存在。
(2) (ア)日本の神話で、神武天皇より前に登場する人格神。
「天地初めて発(ひら)けし時、高天の原に成れる―の名は/古事記(上訓)」
(イ)天皇。
「大君は―にしませば/万葉 235」
(ウ)人間に危害を加える恐ろしいもの。蛇・虎など。
「韓国(からくに)の虎といふ―を/万葉 3885」
(エ)かみなり。なるかみ。
「―いとおそろしう鳴りたれば/枕草子 99」
» (成句)神掛けて
» (成句)神と仏は水波の隔て
» (成句)神ならぬ身
» (成句)神の正面仏の真尻
» (成句)神の存在証明
» (成句)神の見えざる手
» (成句)神は正直の頭に宿る
» (成句)神は非礼を受けず
» (成句)神は見通し
» (成句)神も仏もない
********
・かむ 【▽神】
上代、「かみ(神)」が他の要素の前に付いて複合語を作るときの語形。〔上代では複合語を作る際、「かむかぜ」「かむさぶ」など「かむ」の形をとる。また、中世以降、「かみ…」という複合語は撥音便形「かん…」をも生じ、これが「かむ…」と表記されることもあったので、上代の「かむ」の残存か「かみ」の音便形かの区別は困難である〕
********
・かん 【神】
⇒かむ(神)
********
・しん 【神】
〔「じん」とも〕
(1)精神。心。
「そゞろに人をして―飛び魂(こん)馳するの情に堪へざらしむ/日光山の奥(花袋)」
(2)かみ。
「―を敬ひ国を護る/謡曲・竹生島」
» (成句)神に入る
********
・み 【▽神/▽霊】
霊的な力をもつものの意。「山祇(やまつみ)」「海神(わたつみ)」など他の語と複合して用いられる。
「やまつ―の奉る御調(みつぎ)と/万葉 38」