昨日16時からマスタリング作業していただきに
もうかれこれ18年ほどお世話になっているエンジニア棚橋ウナさんのスタジオに行ってきた。
この通称“ウナスタ”コロナ禍中にリフォームをし
大改造されてとっても広く美しく生まれ変わっていたの。
名前も『IO STUDIO』と変わっていたけど
わたしはずっとウナスタと呼ばせていただくと思う。
着くや否や
ウナさんから溢れ出る言葉たち。
わたしもそれに応えるように言葉を継ぐ。
話は野村さんがいなくなったあとからこれまでのあれこれ。
それこそスタジオを片付けているとき、この仕事受けるべきかどうか悩んだとき、面白い人と巡り会ったときなど
なんでいなんだよ!って気持ちになる、と。
野村さんがいなくなって自己肯定感がとにかく下がってカラダ壊してしまったとも言っていた。
ユーモア交えて話してくれたけど
手に取るようにそのどうしようもない気持ち全部分かった。
そしてドキッとした。
自分ばかりが悲しみややるせなさと闘っているのだと思い込んでいたことに。
ウナさんも闘っていたのだと知って胸がグッとなった。
手に取るように分かるウナさんの気持ちに涙が止まらなくなり、笑ったり泣いたりしながらわたしの知らないウナさんの中の野村さん話をたくさん聞かせてもらった。
わたしが知ってる野村さんなんか野村さんのほんの一部なのだと聞けば聞くほど思う。
それが嬉しくも、ちょっと悔しくもある。
でもこうやって野村さんのこと話せる存在はわたしにとってものすごく大きなことで
昨日は久しぶりに野村さん大洪水になって楽しくて切なくて嬉しかった。
ウナさんがマスタリングしてるこの背中を何度拝んで来たことだろう。
そして左を見ればそこに野村さんがいて。
ここには昔ソファがあったんだけど
そこに沈むように座って
膝の上にパソコン置いて
カタカタカタカタずっと仕事していた姿が見えてしまって涙が止まらなくなってしまった。
本当に濃い記憶らしく恐ろしく鮮明に見えた。
見ようと思って見ていた訳ではないのにね。
マスタリングが終わって全曲通しで聴かせてもらったときももうダメだった。
いろいろ思い出されすぎたことと、ここにいないことと、喜びともう感情の嵐にのまれた。
おかげで今日目が腫れまくったけど
昨日のあの時間、忘れない。
午前2時過ぎスタジオを後にしたけど
今日のスケジュールがなかったらずーーーーーーーっとウナさんと喋りたかったなぁ。
あー
この作品作れたこと
自分が思っている以上に
大きな意味を持っているのかもしれない。
毎日聴きながら
また思ったこと書くね。