お恥ずかしい話ですが、
以前地元の神奈川県で犬猫の殺処分が“0”になったというニュースを聞いた時、「そういえば野良犬を見かけなくなったものね。」という話を家族としていました。
知りもしなく調べもしないで関心も持たず私も家族もそう思って過ごしていました。

何年か経ちうに君が亡くなった後、ぼんやりとネットを見ているうちに偶然里親探しの掲示板を見つけました。

見た時はショックでした。
犬猫を捨てる人がこんなにたくさんいる事。
命を捨てる人がいるという事がショックでした。
悪質なブリーダーからの繁殖用の子。
家庭で暮らしていた子。
こんなにたくさん。
そして殺処分“0”というのは持ち込みが“0”なのではなく、関係機関の職員さんと保護主、保護団体の努力で引き出されなんとか“0”なんだという事を知りました。

一緒にいた家族を殺す人がこんなにたくさんいる事を。
劣悪な環境で繁殖用に使って、使えなくなったら殺す人がいる事を。
飼い方故にかかってしまった病気を治してあげず、余計な苦しみを与えた上に殺す人がいる事を。
そんな人達がこんなにたくさんいる事なんて想像したこともなく、私は何も知りませんでした。知ろうともしませんでした。
私が我が家の犬と猫を大切な存在と思っているように、動物を好きな人が大好きな子と暮らしていると…我が家の犬猫にしか向けていなかった目を
もっともっと早く外に向けていたら1頭でも救えたかもしれない。
知らない、知ろうとしなかった事、無関心でいた事が恥ずかしく心苦しく辛くなりました。

私のお恥ずかしい話、長文になってしまいました。

捨てた人へ  
今ならまだ間に合います。
苦しめた上に命を消してしまうのですか?
あなたの側にいてくれた子を殺すという選択をした事を忘れて暮らすのですか?
殺した事を忘れて生きられるのですか?
自分はそういう人間だと愛する人に言えるのですか?