これは私の妊娠出産の記録です。
(続きです)
少々グロくなるかもなので、
苦手な方はここで引き返してくださいね
あと、これから妊娠出産を控えていらっしゃる方も…
不安を煽るのも申し訳ないので引き返して下さい
(どうしても読みたい方は止めません
)
)破水した翌日。
ちょうど出産予定日でした。
やはり陣痛が微弱な為、
陣痛促進剤を飲み始めます。
１時間おきに。
(破水後は安全のため、早目に出したいんですね)
すると陣痛が本格的に来はじめました。
しかも、促進剤のせいで、進みが早い…。
痛い…痛い…痛い…
あっという間に３～５分おきに。
でもまだ全然耐えられました。
だって、もうすぐ我が子に会える
そんな素敵なご褒美が待っているんですもの
「モニターつけますね」
助産師さんが、お腹に陣痛や赤ちゃんの心拍などを測る機械をつけました。
「結構キツイ陣痛きてるでしょう？大丈夫？」
優しく声を掛けてくださいます
そうしてしばらくモニターがついたままになり。
旦那と話す余裕もまだ残っていました。
しばらくして見に来た助産師さんの様子が少し変わり。。
「…赤ちゃんの心拍が…」
確かに気になっていました。
モニター付けると、赤ちゃんの心拍音を増幅させて聞かせてくれるので
よく分かるんです。
素人の私でも、陣痛の度に赤ちゃんの心拍数が減るのが分かりました。
急にバタバタし始め、
院長先生が外来を止めて見にこられ、、
助産師さんも横で
「先生、早目に帝王切開した方が…」
と話されていて…
…帝王切開…？
…え、自然分娩で…
一時期逆子の時期があったんですが、正しい方向に戻ってから、
自然分娩で産めるとしか思っていませんでした。
帝王切開なんて…考えてもいなくて。
子宮口も５mmしか開いておらず、
赤ちゃんの心拍は陣痛が来る度に下がる。。
(180くらいの心拍が60まで下がるんです…)
もう、とても自然分娩なんて言っていられる状況ではなくなりました。
「外来止めて副院長呼んできて。
緊急帝王切開、急いで。」
分娩室ではなく、手術室へ移され…
(旦那は当然入れず、説明を聞いて青ざめたそうです。)
点滴や、色々なモニターが体に付けられ、
どんどん手術の準備が進んでいきます。
(すごくいい産院で、
先生も助産師さんも私が少しでもリラックス出来るように
沢山声を掛けてくださいました
)
)ドラマのセットで見たものが…
今、私を取り囲んでいる…
手が震えました、怖くて。
(気付いた助産師さんが手をさすってくださいました
)
)準備が進む途中も、
陣痛が来ては心拍が下がります…。
「お母さん、痛くてしんどいだろうけど横向くよ！」
陣痛中に体の向きを何度も変えて、少しでも心拍が下がらないようにします。
もちろん、ものすごく痛いです。
でも、そんなことより息子の命！でした。
硬膜外麻酔の導入。
横向きに寝て、背骨の所に細い管を入れていきます。
怖い。。
先生を信じるしかないけど怖い。。。
麻酔が入り、
お腹の表面を器具でつまんで麻酔が効いているか確認されます。
「痛いですか？」
「いえ、、」
「ここは？」
「感じません、、」
え、こんなアナログな確認なの!?とビックリしました。
そうして麻酔が効いていることを確認できて、、
いよいよ手術が始まりました。
「メス」
とか言わないで欲しい。。
局所麻酔はやり取りが聞こえるから、
今どういう段階か予測ができて恐ろしいです。
そうして表面を切られ、
少しした頃…
痛い…
痛い…！
痛い！！
大声を出すこともできません。
痛みに歯をくいしばってないといられないんです！
「麻酔、効いてない!?」
そう、表面しか麻酔が効いておらず、
切り進んでいくと共に、物凄い痛みが！！
すぐに気付いてくださいましたが、
もうどうにもできないんですね。
赤ちゃんを出したら、すぐ全身麻酔(だったと思います)に切り替える旨の指示が飛びます。
いよいよ子宮を切り開くと…
「先に胎盤が出てきそう…！」
補助されている助産師さんの声。
後で受けた説明によると、
剥がれそうになる胎盤を手で押さえて、なんとか先に赤ちゃんを出したそうです。
やっと赤ちゃんが出てきて、
弱々しい泣き声を聞き、無事な姿を見せてくださって
激しい痛みの中、
「良かった…」
と思ったのは覚えています。
麻酔が入り、すぅっと意識が無くなりました。
手術室から運び出されてきた私は、
麻酔で死んだようにぐったり眠っていて
旦那は怖かったそうです。
術後聞いた説明によると、
赤ちゃんの体にヘソの緒が巻き付いていて、どのみち自然分娩は無理だったそうです。
そして
ヘソの緒は胎盤の真ん中から出ているものなんですが、
私は胎盤の端っこからヘソの緒が出ており、しかも根元がすごく細くて。
赤ちゃんがちゃんと成長して良かったねと言われました。
さらにさらに…
私は、妊娠中かその前からかは分かりませんが、
子宮と腹膜が癒着していたそうです。
それが妊娠が進むにつれて徐々に剥がれ、ズタズタになっていたそうで
縫合の時に、縫った糸でまた破れてしまい大変だったと…
怖っ…
麻酔の効いていない開腹…
切腹じゃん…
でも分かった。
切腹では死なないし、意識も飛ばない。