こんばんは。
みなさんお元気でいらっしゃいますか?
いつも芝居屋のブログをご覧くださってありがとうございます。
わたしは、いろんな人や物に触れることで、日々たくさん感じることがあり、学ぶことがあります。最近本を読んでいて、印象に残った言葉は、
「師の真似をするのではなく、師の求めるものを求めよ。」
です。
わたしは、本当に恵まれていると思います。誰かと比べたりするのではなく、わたし自身がそう感じられることが、幸せです。
なぜ、お母さんが生きているときに、素直にそう感じられなかったんだろう。過去に縛られて、思い込んで、私は母親に愛されてないと本気で思っていたし、家族なんて信じてなかった。お父さんの身勝手な行動に何度も振り回され、憎んだりしていた。
でも、改めてそれは間違いだったと実感しました。
お母さんには、私が今日感じたことを伝えたくても、何も伝えられないし、何もしてあげられない。私と兄の元を去ったあの時から毎日私たちのことを思っていたお母さんの気持ちはどれ程のものだっただろう。
昨年、母親の葬儀の後に母親の部屋を掃除していた時、亡くなる前日まで使用していた鞄を見つけた。中には、化粧品や財布、日々使用していたと思われるものが出てきた。そして内ポケットを探ってみると、数枚の写真が出てきた。
私の成人式の時の写真と、小さい頃お母さんと兄と三人で遊園地に行った時の写真だった。
両親が離婚した後、私と兄、父親と三人で暮らしていた。それからしばらくして、どれくらいの期間は覚えてないけど、ある日、電話がかかってきた。お母さんだった。
それから休みの日にはお母さんと近くの公園で会うようになり、お母さんの家へ遊びに行ったり、遊園地へ行ったりした。
お父さんや、お父さんのおじいちゃんは、お母さんに会うことに反対していた。だから会ってることがバレると、叱られた。でもわたしたちはやめなかった。
お母さんにはそれからいろんな所に連れて行ってもらった。今思い出すと、楽しい思い出がたくさんあります。
その頃の写真と成人式の時の写真が鞄から出てきた時に、初めてお母さんの気持ちがわかったような気がしました。
今はお母さんの親族の方も、お父さんもおじいちゃんも大好きです。感謝しています。
左上の写真は、私が好きなお母さんの写真の一枚。同僚の方と旅行に行った時の写真です。