Let It Be | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

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ビートルズの1970年製作のドキュメンタリー映画「ザ・ビートルズ : Let It Be」が8日(水)よりディズニー公式動画配信サービス Disney+のコンテンツブランド「スター」にて独占配信されました。

ついに映画レットイットビーが50年以上経ってオフィシャルで再公開されることになりました。

 

 

これまでビートルズの映画や映像が再発される中、レットイットビーだけは何の情報も無く、このままお蔵入りになるかとも噂されていました。

1969年1月に1ヶ月間ほどビートルズのレコーデイング風景を撮影したドキュメンタリー映画として公開されましたが、その内容は全体的に暗く、4人の雰囲気は悪く、ポールマッカートニーと他の3人のメンバーが対立しているような印象を残す内容でした。

そのため、個人的にそれがネックになっていて、ポールマッカートニーがご存命の間は恐らく再公開はされないだろうと思っていました。

 

 

 

しかし、2年前に発表されたピータージャクソン監督による「ゲットバック」が発表されると、それまでレットイットビーで得た印象とは全く異なり、和気あいあいとした光景も多く、時折仲たがいもしますが、それはごく普通の様子で、解散に至るような雰囲気はあまり感じない内容でした。

 

 

 

ゲットバックのオフィシャルリリースにより、これが映画レットイットビーの再リリースの形になるのかと思っていましたが、ゲットバックの映像の中ではレットイットビーで使われていたシーンはほぼ使用されておらず、もしかして後年にレットイットビーを再公開する予定のためにそのシーンの映像は使用されていないのかも知れないと分析するファンもいました。

そして、その予想が当たったのか、今年に入り映画レットイットビーの修復版が再公開されることになったのです。

確かに2年前のゲットバックを観た後なら印象ががらりと変わって観られます。

ゲットバック公開の時にも感じた「生きてて良かった」という気持ちでいっぱいです。

 

 

 

そして、ビートルズの13枚目のオリジナルアルバムとして「レットイットビー」が発売されたのが1970年5月8日なのです。

このアルバムが最後のオリジナルアルバムとして発売となり、全英アルバムチャートやアメリカビルボードをはじめとするアルバムチャート部門では1位となりました。

日本でも最も売れたLPで、中古レコードなどでは必ずと言って良いほどよく見るアルバムです。

 

 

 

元々、グリンジョーンズによるプロデュースでアルバム“ゲットバック”として発売される予定でした。

しかし、製作行程で4人の編集作業がまとまらず、一旦お蔵入りとなったのです。

その後に製作され発売されたアビィロードの後、日の目を見ずに終わってしまうかと思われたゲットバックはフィルスペクターによって製作し直され、解散から1ヶ月後にアルバム“レットイットビー”として発売されたのです。

 

 

 

同時に製作されていた映画のサウンドトラック盤としての要素もあったため、ゲットバックに収録されていながら映画では流れなかった「テディボーイ」とシングル盤ですでにリリースされていた「ドントレットミーダウン」が外され、代わりに映画内で流れたり演奏された「アクロスザユニバース」と「アイミーマイン」追加収録されました。

アルバム名も映画に合わせて「レットイットビー」に変更されたのです。

 

 

 

収録曲の殆どがアビィロード前に録音されていたため、実質上アビィロードがラストアルバムとして知られていますが、アイミーマインなど、アビィロードより後でもミキシングなどの編集作業が行われている曲があるため、レットイットビーがやはり正真正銘のラストアルバムだと認めているファンもいるようです。

 

 

 

イギリス、日本、ドイツ、カナダなどでは初回プレス盤は豪華写真集付きのボックス仕様で発売されましたが、アメリカ盤はゲートホールドタイプで発売されました。

日本盤の初回盤のジャケットはシングルタイプでしたが、セカンドプレス以降はアメリカ盤に習ったようにゲートホールドタイプとなりました。

アメリカだけでも400万枚以上のセールスを記録し、全世界でも1000万枚以上のセールスを記録していると言います。