松山から3本の橋を渡って関西へ 2 | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

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松山市に住む甥と共に大阪で生活しているもう1人の甥に会いに行く関西ツアーですが、その前に甥が広島に所用があるので広島に寄って行くとの事です。

そこで、まず今治に向かい、しまなみ海道で広島に向かう事になりました。

 

 

題材にある「3本の橋」とは、本州と四国を結ぶ3つのルートである本四架橋の事で、橋そのものの事ではありません。

実際には、しまなみ海道には7本の橋が架かっているし、瀬戸大橋も何本かの橋で繋がり、淡路島には大鳴門橋と明石海峡大橋が架かっているので、全部で10本以上ほどの橋を渡ることになります。

甥はこれまで、しまなみ海道は通った事がありますが、瀬戸大橋と鳴門、明石海峡の大橋は通った事が無いとの事で、この機会にどうしても走ってみたいと、わざわざこの3本のルートを走って関西に向かう事になったのです。

 

 

今治から見る来島海峡大橋方面を見ます。

四国から出る事も久しぶりだし、しまなみ海道も10年振りに近い通行です。

以前にバイクで通行して以来です。

 

 

車の運転は全て甥任せなので、ゆっくりとしまなみ海道の景色を見させていただきました。

しまなみ海道のルートは正式に言うと「西瀬戸自動車道」で、1999年に全ての橋が完成し、四国と広島が橋で繋がったのです。

最後に完成した本州と四国を結んだルートとなりましたが、あれから早くも25年が経ちました。

 

 

最も早く繋がっていたのは因島大橋で、1983年に開通しました。

西瀬戸自動車の特徴であり魅力なのは、原付2輪車だけでなく自転車や徒歩でも通行できることです。

この話を聞いた時は「素晴らしい!」と思ったものです。

瀬戸大橋や鳴門大橋が開通した時も感動しましたが、全て自動2輪以上でないと通期う出来ないので、嬉しさ半分だったのです。

 

 

大浜PAには因島大橋のケーブルの実物大模型が展示されています。

 

 

広島県に入ると尾道ラーメンを頂きます。

どこかへ行った先では必ずラーメンを頂きたくなります。

 

 

昼過ぎに広島市内に入ります。

しまなみ海道のルートは広島県の東側へ繋がっているので、広島市内へは本州へ上陸してからも1時間以上かかりますので遠く感じます。

やっぱり人が多く、都会と言う感じがします。

それに賑やかです。

 

 

広島のお好み焼きを頂きます。

広島焼は地元ではあまり馴染みがないので新鮮です。

 

 

どうしても鉄道に目が行きます。

路面電車でありながら1両だけでなく、何両も連なって運行される光景は地元の土佐電鉄では見られないので、やっぱり違うんだな~と、ひしひし感じます。

それに車両も新しいです。

 

 

広島で所用を済ませると、再び山陽道で東に向かいます。

そのまま大阪方面へ向かうと良いのですが、今回は本州と四国を結ぶルートを全て渡って行きたいとの事で岡山県に入ると、倉敷JCで「瀬戸中央自動車道」に入ります。

また四国に戻るのです。

 

 

瀬戸中央自動車道を代表する瀬戸大橋が開通したのは1988年で、初めて本州と四国が結ばれただけで無く、鉄道も併用されていますので、この橋が開通するまで高知から岡山まで行くには6時間近くかかっていたのが3分の1ほどの時間で本州に行く事が可能になったのです。

四国の住民にとっては夢が実現したような橋でした。

でも、自動2輪以上で無ければ本州に渡れないと言うのが、個人的には喜び半分でしたし、フェリーが無くなってしまった今では、もう少し何とかならないかな~と思います。

 

 

瀬戸大橋を渡るついでに高松にも目的があったようで、この日は高松で宿泊し、讃岐うどんも頂きましたが、またまた美味しそうなラーメン屋で野菜たっぷりラーメンを頂きました。

香川県はうどんだけでなく、ラーメン屋も美味しい店が多いとの事です。

 

 

翌日は高松自動車道で鳴門方面へ向かい、大鳴門橋で淡路島へ渡ります。

大鳴門橋が開通したのは1985年で、もう40年近く前になります。

この橋が開通した時は衝撃的で、今でも新鮮にその当時の事が思い出されます。

 

 

大鳴門橋からは「神戸淡路鳴門自動車道」となります。

大鳴門橋の開通は瀬戸大橋よりも3年早く、四国と本州の県と繋がった最初の大橋だったので、四国の住民にとっては大いに歓喜したものです。

それまでは淡路島に渡るにはフェリーで15分乗船で、その手続きや乗船時間で淡路島に渡るのに1時間ほどかかっていました。

ただ、この橋も自動2輪以上で、フェリーが無くなってからはそれ以下では渡ることができません。

徒歩ならばバスを利用できますが。

 

 

大鳴門橋の下には鳴門海峡があり、有名な鳴門の渦が巻いています。

 

 

淡路SAで朝食をとります。

そこの展望台から明石海峡大橋と明石の町並みを見渡します。

瀬戸大橋が開通してから10年後の1998年に開通した明石海峡大橋によって関西方面への距離がぐっと近くなり、大阪までの日帰りが苦にならなくなりました。

それまで淡路島経由で本州に渡るにはフェリーの乗り継ぎだったので、鳴門から早くても4時間ほどかかっていたのですが、3分の1ほどの時間で到達するようになったのです。

 

 

見渡す播磨灘や大阪湾の海の中で何が起こっているのか、イカナゴは何故激減したのかなどと、不意に思いながら景色を眺めました。

 

 

トンビが多いようですが、この時は姿を見なかったです。

 

 

明石海峡大橋を渡ります。

本四架橋ルートで2番目に開通したこのルートはとてもありがたい交通の要となりました。

でも、バイクの時はこの橋を渡らずにタコフェリーを利用していました。

そのフェリーも今はありません。

 

 

明石海峡大橋を渡り、3本の本四架橋ルートを渡り切り、いよいよ関西へと上陸しました。

何とも懐かしい阪神高速を通り、神戸のビル群の合間をすり抜けるように通ります。

「やっぱり都会だな~」と田舎者丸出しの感情を抱きながら、久しぶりの阪神高速の風景を流し見していきます。

運転は甥がずっとしていますので、らくちんで移動していきます。

 

 

やがて大阪市へと入り、環状線を東大阪向けて進んで行きます。

大阪城を見ると、無性に感動してしまいました。