10月9日でプロ野球パ・リーグの楽天vs西武戦でレギュラーシーズンが終了しました。
オリックスバファローズも10月6日の楽天モバイルパークでの楽天戦で全て終了しました。
オリックスの最終戦は宮城投手の最優秀防御率のタイトルがかかっていたのです。
先発の宮城投手は雨でグランドがぬかるんでいる中、集中力を切らさずにアウトを積み重ねました。
6回まで1失点と好投し、このまま9回一死まで投げ抜けば最優秀防御率が確定する・・・・はずでした。
しかし、7回表に雨が強まり雨天コールドゲームとなって試合終了となってしまいました。
5年目で初タイトルが目前でしたが、残念ながら雨に泣いた宮城投手でした。
試合は1-8でオリックスは勝利しましたが、2024年の成績は通算63勝77敗3分け、防御率0.45でリーグ5位で首位から28ゲームも離された結果となりました。
4連覇を目指してくれるかと思いましたが、今シーズンは選手が連覇ボケしているのかと思うほど覇気を感じる事が無く、応援する気になれないシーズンでした。
そんな結果によって中嶋監督は辞任し、新たに投手コーチだった岸田護コーチが監督に就任発表されました。
岸田新監督は2006年にオリックスに入団し、先発からリリーフとして活躍し、通算44勝63セーブ、63ホールドの成績で、43歳という若い指揮官が来年からチームを率いていきます。
9月24日の本拠地京セラドームの最終試合では今季で引退するT-岡田選手をはじめ、安達選手、小田選手、比嘉選手などの引退セレモニーが行われました。
T-岡田選手はルーキー時代よりキャンプ地ではファンサービスをよく行ってくれ、今度の岸田新監督や平野投手などと共に馴染みのある選手で、ずっとオリックスで活躍してくれた選手でした。
通算204本のHRを放ち、この日ファンに別れを告げたのです。
岡田選手は2005年に履正社高校からドラフト1位で入団。
プロ5年目ではHR王を獲得しました。
当時は万年Bクラスの暗黒時代だったのですが、負けずにずっとバットを振り続けたのです。
やがて2021年には自らの一打でたぐりよせた25年振りのリーグ制覇を果たし、さらに3連覇の快挙を支えてきました。
しかし、昨年からHRは0本で、今年に限っては5月以降1軍の出場はありませんでした。
同期入団の平野投手は「一番早くグラウンドに来て練習していた。グランドで見せる選手だったので、打席に立つ時の声援は一番多かった。ファンの皆さんに愛される選手だった。」と語っています。
最終戦では歴代最多の36,000人を超える観客が詰めかけて、岡田選手を見送りました。
9回ツーアウトでプロ最終打席で大きな当たりを放ち、その瞬間にファンたちは大きく湧きましたが、惜しくもファールで岡田選手は苦笑いしました。
それでもT-岡田選手が描く放物線は最後までファンを魅了しました。
岡田貴弘という名前時代からずっと楽しませていただき、19年間お疲れさまでした。