オリンピック開幕まであとわずかですが、国内での盛り上がりは断然大谷さん一色です!
昨今の結果はもちろんのこと、個人的な驚きは完全体ともいうべき彼の肉体と
成功を導くためのプロセスの二点に集約されます。
多種多様なスポーツを観ていくなかこれまで骨の屈強さや筋肉量で劣るとされてきた日本人で、
あそこまでバランスのとれた完全体ともいうべき肉体が作り上げられるのか、という衝撃。
これはもはや野球というスポーツに留まらず、アジア人という人種の進化系、もしくは
目指すべき将来的なポテンシャルなんじゃないか、と思わせてくれるほどのワクワク感。
二点目に挙げた成功を導くためのプロセス、というのはよくメディアに取り上げられる
彼の高校時代に記した成功ノートという代物のこと。
練習内容とか、球速の目標値だとか、そういった野球に特化したプロセスは一般的だとは思うのですが、
その中に「運を呼び込む」ための「具体的アクション=ゴミ拾い」までが記載されていたことにとにかく驚愕!
成功者が成功者たるために絶対に逃してはいけない「運」、
一見非科学的で迷信のような眉唾な存在ですが、それを高校生の段階で
あたかも必須アイテムであるかのように捉え、なおかつそれに対するアクションプランまで
描けているなんてそりゃ大物になるのも必然の流れかと納得。
この歳になって思うのは、「運」とはとどのつまり「チャンス=機会取得」のことだと。
バッターボックスに立ち、たまたま思い切りバットを振ったらホームランになった、
は「運」ではなくて「まぐれ」です。
僕が考える運とは「何度バッターボックスに立つ機会を与えられるか」のことだと考えます。
学生時代も含めた長い選手生活の中で調子のいいとき、悪いときもあるでしょうから、
実力ではバッターボックスに立てない日もあるでしょう。でも、先発組で突如怪我人が出た時
控え組から誰がバッターボックスに立つ権利を得られるでしょうか。
もしくは二人の実力が拮抗しいてなおかつどちらか一人しかバッターボックスに立てないとしたら。
そこで試されるのが「運」だと思います。
日常にて厚い信頼や他者からの好意を勝ち取る言動、態度、努力、
そうしたことを積み重ねていた者に「運」は味方し、つまるところ「チャンス」が得られるものです。
チャンスが得られなければ、どんな優れた「才能」も開花できませんからね。
「運」とは非科学的で他力本願のような印象を受けますが、
実のところ人生の多様な場面において結果を大きく左右する重要ファクターだと個人的に思います。
話は一気にエスパルスに移って、今週末の対王者川崎戦を前に勝機は何かといえば
もうあとは「運」しかないと思っています。努力も才能も戦術も経験も相手が数段上となれば
後は「運」を味方にすべく圧倒的な謙虚さと慈愛、ひたむきさと他者を思いやる心、等々を駆使して
思いっきりの「運」引き寄せてやりましょうや!サポも含めてね。
はーいまさらやっても遅いら~の指摘は「運」を逃すだけなのでご注意!
がんばれ、エスパルス!