徳川家斉の日本が、最後に平和で繁栄した時代だ。しかし家斉の死の1841年の翌年には、イギリスは清から香港を割譲させ、不平等条約を清に対して結んでいた。幕府は当然そのことはよく知っており、アヘン戦争で中国がやられるのを聞き、天保の薪水給与令を出している。
この頃幕府では、天保の改革、水野忠邦による緊縮財政が行われていた。もし外国勢力が日本に接近してこなければ、江戸幕府はさらに100年続いた可能性がある。あくまで仮説だ。外国が来なくても幕府は滅んだというのは、現代から過去を振り返った目線であると言える。薩長が倒幕の兵をあげるのは、外国の圧力なくしてはありえないからである。打ち払え、といっていたものを、薪や水を与えろ、という真逆な命令に変えたのである。
当然欧米列強のハイエナたちの状況をあまりよくわかっていない下級武士は、尊王攘夷を唱えた。薩長は結局実際に兵を交えてようやく欧米ハイエナの力を実感し、政策を一転させ開国に向かう。
今の日本政府の、アメリカや中国に対する姿勢によく似た幕府の態度である。日本政府の、対米中従属にいちゃもん付けている野党も、天下を取ればアメリカや中国にひれ伏すだろう。これは民主党政権で証明されている。れいわ新撰組、共産党が政権をとっても結局対米中従属せざるを得ないだろう。国民民主は言わずもがなである。






