私は別に小泉首相が嫌いなわけではない。嫌いになれない理由のひとつに今日もまた小林一茶の句を引用して今の心境を語ったという。正直だからだ。
「梅咲けど 鶯鳴けど ひとりかな」
確かにそんな気分だろうことは想像できる。野党に攻撃されたからと言うよりも、身内の自民党から離反の動きが見えるからだろう。特に皇室典範の改正にカンしてはダメージが大きかったんじゃないかと思う。高速道路も思ったより計画縮小できなかったようだし。
それにしてもまあこんな句をよく探してくるものだ。憎めないところがある。でもこれは仕方がない。自分で今年9月にやめると宣言したわけだから、求心力が弱まるのは当然だ。
私の場合、小泉首相が靖国参拝にこだわるのが理解できない。別に中国、韓国がどうこうという話しではない。靖国は少なくとも明治になってから建てられた官営の神社で、近代とリンクしている。アニミズムに由来する古来の神社とは趣を異にする。また私の感性が、特段靖国神社にこだわりを待つようなベクトルがない。これには理由がない。遠い異国の話しのような感じだからだ。だから遺族年金の利権のシンボルのように思えてしまうのだが。・・・言い過ぎかな。いずれにせよ5年くらい経つと靖国ブームも終焉するのではないかと予測します。
それにしても小泉総理。こちら関東平野の中央部では、まだまだ梅は咲きそうな気配ではないのですが。
画像は神社でのカン。いつもいつも同じような写真ですが、ご容赦を。ちなみにこの神社の由来は良くわかりません。