この時期

どうしても

家の中にまで

ダンゴムシやら

ワラジムシやら

虫が入ってくる

 

新築だった頃から

何故か入ってくる

 

そして私は

虫が殺せない

どんな小さな虫でも

アリでも

殺せない

 

公園を歩く時は

「通してください、

間違って踏んでしまったら

御免なさい」

といって通る

 

それは

芥川龍之介の

「蜘蛛の糸」

を学生の頃

読んだからだ

 

それがきっかけで

芥川龍之介も

好きになったけど

虫も殺せなくなった

 

どんな小さな虫でも

外に返す

掴めないものは

紙の上にのせたり

色々対策を考えて

その上で

外まで避難させる

 

どんな虫にも命があって

その命を

人間の空間に入ってきたからと

邪魔だからと

邪険に潰すことも

ティッシュに包んで

ゴミ箱に捨てる事も

もう私には出来ない

 

そして

大切な祖母や

犬たちが亡くなった後は

これは

ばあちゃんかなぁ

犬達かなぁって

思ったりして

 

そしたらもう

外に避難させるしか

私には方法はない

 

こうなると

もはや

「虫との共存始めました」

状態です

 

北海道は

一般家庭には

多分ゴキブリは出ないので

(全家庭を調べてないので

分かりませんが・・・)

許されてはいるけれど

 

ゴキブリが出た場合は

もしかしたら

「蜘蛛の糸」も

ばあちゃんやワンコ達も

考えられないぐらい

無我夢中になりそうで怖い

 

北海道も昔に比べ

間違いなく気温も

高くなってきているので

ゴキブリが出ないって言うのが

どこまで通用するかは

分からないけれど

ゴキブリや毒虫は

例外ってなりそうだなぁ

 

どうか

このままゴキブリが

出ませんようにおねがい