9月とはいえ、まだまだ暑い日々。
今月は長野・美ヶ原を旅してきました。

電車で松本駅に降りたち、まずは国宝松本城へ。
レトロなナマコ壁や古い建物が綺麗な中町通りを散策して、本通り(大名町通り)を進むと、黒門が見えた。
今年の大河でお馴染みの石川数正の城は、漆黒で堅牢。
まさに戦う城という感じでした。



駅の近くで軽く昼食を済ませ、
宿泊施設の送迎バスに乗る。
駅から美ヶ原までは70分程。
マイクロバスに揺られ、標高を上がっていく。
そろそろ着くかな、と思っていると、
不意に運転手さんがマイクで、
「その横の崖にカモシカの子供がいますよ」と教えてくれた。
いきなり野生動物!?
みんな夢中でスマホを向けていた。

美ヶ原『山本小屋ふる里館』(標高1940m)に到着。
夕食まで付近を散策することに。


美ヶ原は日本一広い高原台地。
『山』とは言わないが実は『日本百名山』のひとつ。
(300頭以上の牛が放牧されてるそうです)

ホテル脇の牛伏山(標高差50m)に登ってみた。
かなたに最高峰・王ヶ頭2034mが見える。
柵を挟んで牛たちが草を食んでいた。
のどかだ。
「お~い」と声をかけると、そのうちの一頭が近づいて来て、バリバリと音を立て、無心に草を食べている。
ゆるい動作と違って、噛む音が強いので、びっくりです。


電波塔のある王ヶ頭。



牛伏山から下り、遊歩道を歩く。
八ヶ岳も富士山も見渡せる草原の道。
夕方の柔らかな陽射しが、
辺りを黄色に染める。
ゴッホの絵画にあるような世界。
美しい。






『美しの塔』(中央)と『塩くれ場』付近(下)
※塩くれ場は、牛に栄養のための塩をあげる場所。

夕食は驚くほど趣向に富んでいました。
まるで割烹旅館のような料理に、打ち立て十割蕎麦に自家養殖の岩魚など。
美味しかったです。




なんと夜食のおにぎりまで用意してくれる。
至れり尽くせりです。

夕食後は、ホテル主宰の満天の星空の天体観測と、バスでのナイトサファリツアー。
夕方歩いた『塩くれ場』のあたりには野生の鹿が100~200頭も…!
どうやら徐々に増えているそうだ。
ツアー中は社長さんの軽妙なトークが止まらずバスの中は和気あいあい。
バスから降りての天体観測でもその幅広い知識で楽しませてもらった。

1日目だけでも盛り沢山。
明日は是非ともご来光を眺めなければと思いつつ、眠りにつきました。

(2日目に続く)


柴犬ポチ🐶