12月末のCT検査(診察は年明け)まで、間があるので、かかりつけ医で腫瘍マーカーを測定してもらいました。


有難いことに基準内。


さて、待ち時間にスマホでメールを眺めていて、見つけた記事。
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●コンバージョン手術でステージ4胃がんの治癒を目指す。

ステージ4胃がんは、現状、抗がん剤治療となる。
コンバージョン手術は、抗がん剤治療が奏功し、根治を目指した手術が可能となること。 

7月の『第76回日本消化器外科学会総会』におけるパネルディスカッションで、手術の治療実績や見解等が報告された。

登壇者の一人、自治医科大学附属病院 消化器外科  金丸理人先生によると、

「腹腔内化学療法で奏功した腹膜播種性胃がんは原発巣切除で予後延長が期待される」

・用いた化学療法
パクリタキセルの腹腔内投与と、 SOX療法(S-1とオキサリプラチン)での経口および静脈投与

対象患者65人のうち、31人(47.7%)に胃切除が行われ、
内訳は胃全摘術が25人、部分切除術が6人。
RO率は25人(81%)、R1率は4人(13%)であった。

※RO率、R1率は、術後にがんが残っている割合。前者は完全切除、後者は不完全切除。肉眼では問題ないが、顕微鏡で残っている状態。

コンバージョン手術後の再発は11人。
生存期間中央値は42.6か月、非切除例では10.4か月となっている。

前述の化学療法は、胃がん腹膜播種に対して有用であり、播種の病勢が抑えられた場合に胃切除を行うことは、予後の延長にも寄与すると、述べられた。

パネルディスカッションでは複数の医療機関から研究の発表があったようだ。
がん種は違いますが、治療の可能性を広げてほしいと切に願います。




柴犬ポチ🐶