診察を明日に控えた前の晩、
パラリンピックを観ながら家で食事をしていると、
突然、携帯が鳴った。
記憶のある番号表示…
大学病院からだった。すでに20時。

「消化器外科の○○(主治医)です。
夜分にすみません。
一週間前のCT検査結果なのですが、特に問題はありませんでした。
5月のCTに映っていた黒い影も、不明瞭化してます」

ホッとして礼を伝えると、
できれば、今回もこの電話診療にしてもらいたいと仰有った。
勿論、結果が問題なければと快諾。 

昨年9月もこんなことがあった。
あの時は主治医の都合だったが、今回は…
(コロナの影響だな)
わが神奈川県も感染拡大が止まらない。

コロナ患者を組み込んでいるためCT検査の予約はパンパン。 
次回はだいぶ先になると申し訳なさそうに言われた。
結局、CT検査は12月末、翌年1月に外来。今回の結果も含めて説明となった。
選択の余地はなし。
仕方ない…

これも『医療の逼迫』なのか。

コロナ病床を5床増設のために、一般病床35床をなくさなければならないという話も聞こえてくる。
一般病棟と隔離しなければならないし、相部屋も難しい。
(4人部屋だった部屋も、コロナ患者一人で埋まるためだ)
悪性腫瘍も心臓も手術が後回しになるのではないかとの危惧もある。

横浜では、山中市長が誕生した。
新たな取り組みがなされ、そこから光明が生まれるとよいのだが…
コロナ、デルタ株猛威の歪みは、これからなのだろう。
自宅にいても、何台も救急車が走っているサイレンが聞こえてくる。
もはや『自分の身は自分で守る』ことが、大事になっていくのだろうな。



柴犬ポチ🐶