こんばんは。
この週末は春らしい晴天にめぐまれました。近場で桜を堪能三昧。
風に舞う花びらも趣きがありますね。




さて、定期購読している『日経メディカル3月号』に、心血管リスク25%減との記事があった。 

昨年参加した市民講座で、がん治療中は心臓病の合併症が多く、チーム医療がとても重要というのが凄く記憶に残っている。
 (慶應義塾大学名誉教授 北島政樹先生)
確か、抗がん剤等の副作用による心毒性や血管障害だったと思う。

心臓というと循環器内科。
2年前の4月を思い出す。
肝転移手術のため、待機していた。
ちなみに術前検査(手術用3DCTや血液検査等)は3月末に終了していた。
あとは病院からの連絡を待つだけ。
気持ちを整え待っていたのだが、予定を過ぎても電話がかかってこない。

しばらくして、術前検査で不整脈が出たと、急遽ホルター心電図の検査が追加になった。
結局、手術日は予定より大幅に遅れ5月11日。
元来、不整脈持ちの私だが、この時ほど平時に診察を受けておくべきと思ったことはなかった。
手術日が決まり、病室から見える富士山を想像した。
初発の大腸がんで入院した時、西の空に浮かぶ富士が何とも言えないほど見事だった。
しかしこの時は残念なことに反対側、しかも通路側でした(笑)


『日経メディカル3月号』
1日4gのEPAで心血管リスク25%減の記事は、
魚油に多く含まれるオメガ3脂肪酸である、エイコサペンタエン酸(EPA)を投与した臨床研究。
昨年11月の米国心臓協会が発表。

対象者:
LDLコレステロール41~100mg/dL、中性脂肪(TG)150~499mg/dL
スタチン(治療薬)によりLDLはコントロールされているが、TGが高い患者。
基準値LDL:70~139mg/dL、TG:50~149mg/dL

主要評価項目は、心筋梗塞、脳卒中、狭心症など複合。その発生率をプラセボ(偽薬)群と、EPA群で比較したもの。
 EPA群のリスクは25%減少した。 

東邦大学医療センター佐倉病院 
内科学主任教授   瀧野一郎先生は、
「高用量のEPAで25%のリスク抑制が可能なことを示した意義は大きい」
また、
徳島大学
循環器内科学教授   佐田政隆先生は
「EPAにはTG低下作用だけでなく、抗炎症や血管内皮機能改善、抗血小板、抗不整脈など多面的な作用がある。1日4gの投与により発揮された結果ではないか」と分析。
特筆すべきは25%の示す割合(少なくない値)と、それをドクターが取り上げている点。
現在、国内で高純度EPA製剤の新薬開発が進行中。
それまでは、食べ物からしっかり摂るようにしたい。

偶然、週に1~2回は鯖を食べている自分に重なり嬉しくなった。
実は最近、焼き鯖寿司に山葵をちょこんと載せて食べるのにハマっています。
これだと醤油をつけなくて済むし、鯖の甘味が引きだされ、とても美味しい。


近所にある公園では、早くもポピーが咲きだしました。
梅から桜、そして花々へと春は進んでいきますね。
新緑の季節ももうすぐ。体の内側も外側 もきちんと作っておかなくては、と思います。





柴犬ポチ🐶