↑※前日譚







 



















私もクラウドファンディング支援および

外装イラスト制作に参加させて頂いた、


三陸鉄道リアス線ラッピング列車


「三陸元気!GoGo号」




定期運行を設定された1年間、無事に

三陸沿岸全線を元気に走り続けてくれました。




 

 



 

 

 

 

 

 




この期間、個人乗車歴5回

いずれも

特別な旅路と相成った…。






そんな三陸鉄道36形(36-704)「GoGo号」

定期運行“完走”を記念した

貸切列車イベントが実施。


メモリアルラン、御一緒して参りました。











GoGo号の上り運転に乗車するのは

何気に6度目にして初。

今回は

毎度導いてくれた久慈駅、朝ドラ「あまちゃん」

聖地からの出発(土日固定ダイヤでは他の車両が連結していた東京方のお顔が露わになる単行姿も新鮮)。


特製乗車券には、三鉄と共に40年を駆け抜けてきた

あまちゃんファンおなじみのあの人に入鋏してもらう

初っ端からじぇじぇじぇなサプライズ。


 

 

直近の遠征時は個人日程の都合上、

乗車時間帯が早朝過ぎて特に干渉できなかった

開業40周年記念日の様々な催しや記念グッズ販売。


よもや

このタイミングで

『40周年記念乗車証』を戴けるありがたみ…!






そして、列車入線…






貸切団体担当乗務員は、




前夜からの岩手入り(※上記“前日”のブログ参照)

道中一度お世話になったリアス線、

宮古→堀内(車両36-208)乗車時と

同じ運転士さん!!!




なんという素晴らしい巡り合わせ、布陣



乗る前から じぇじぇじぇ にも程がある。






おら、ワクワクがとまらねぇ









イベント参加者御一行様を乗せ

ラッピング共々
車内外、賑やかに「GoGo号」は久慈駅を始発。





車内は
人も企画も
お楽しみが満員乗車状態。



これまで
様々にアクションを起こし、目標を現実に果たしてくださった
「GoGo号」実行委員会の皆様はじめ

貸切列車でお会いした方々は
直接の対面が はじめまして となる方が大半で
自己紹介に次ぐ自己紹介
一方、過去のイベント以来等
お久しぶりな方もいらっしゃる。

このラッピング車両が繋いでくれた
素敵な交流ご機会。





正直…
昨年のBS再放送に合わせて挑んだ二次創作も一段落し、
当時の手応え等を踏まえたら
そういうの『もう(手を出さなくて)いいかな』と考え始めた矢先?

「GoGo号」に向けての描き下ろし含め
これまで自分なりに取り組んできた『あま絵』について

面と向かって生の声で
皆様のリアクションやお褒めの言葉を戴けた事、
SNSへ放ったソレらが
確かに誰かへ届いていたという実感を得られたという事においても

より一層
たいへん意義深き瞬間の連続…

烏滸がましくも
ありがたきご感想の数々でした…
今後とも励みになります🙇








緊張感も和やかさも入り混じったような独特の、
それでいて居心地の良いムードが形成され

景観スポットや「あまちゃん」ロケ地での徐行・停車等
サービス精神と三鉄&作品愛に溢れる運転士さんの安全運行のもと
様々な車内イベントとトークで盛り上がりながら
北三陸の鉄路を列車で進んでゆく。






数日前までの雨予報が大逆転
なんという三鉄日和であろう。











「GoGo号」1周年記念イベントの
折り返し地点は岩手県田野畑村に位置する
リアス線カルボナード島越駅

「GoGo号」は一旦下車後
回送列車となって暫し別行動。



此処では
クラウドファンディングにて
当初の目標額以上に集まった支援金を活用し、
「三陸元気!GoGo号」を描いた
記念の大型パネルが製作、設置され

そのお披露目除幕式が
田野畑村 佐々木村長
三陸鉄道㈱ 石川社長
島越駅 早野駅長
御来賓の上、
イベントプログラムのひとつとして挙行されました。








車両側面に刻まれた支援者名も
皆読み取れる、1年間の運行の歴史・記憶・集大成を飾る
この大型パネルは
同日より島越駅舎内にて展示され続けるとのことです。
繰り返し巡礼したい、“いつでもGoGo号に会える”、新たな名物スポットの誕生である。





 

 




その後、現地にて
お話を伺った島越駅長さんの3・11体験談。

かつては海水浴場が存在し毎夏賑わっていたという
太平洋に面する駅周辺、あの日を堺に
一変した眺め(※島越駅自体も大津波で全壊、やや位置を変え再建されたのが現駅舎である)。
今も建造物…人家すら殆ど見当たらぬ集落の光景が
目の前に広がっている。



奇しくも前夜にNHK「新プロジェクトX」にて特集放送された
三陸鉄道復旧に至る物語。番組で象徴的にスポットを当てられた区間のひとつが
島越駅周辺の鉄道構造物。

限られた工期、厳しい条件下での苦闘の果てに
再開通を成し遂げた事実を知った直後…まさに
そのレールの上を力走しながら現れる
復路「GoGo号」の雄姿、合わせて視界に映る情景は
様々な想いが込み上げてきた。





きっと、その光景もまた
三陸鉄道が復興のシンボルと云われる由縁。



島越駅、また
いずれ「GoGo号」パネルに逢いに行きます。



早野駅長、この度は
たいへん貴重な御話、ご機会お時間を戴きました。


そして
絶品の味わい、「たのはた のむヨーグルト」
ごちそうさまでした!









復路も
終点・久慈駅へ至るまで
時間の許す限り…話題が尽きぬ
ボルテージ上がりっぱなしの貸切列車。


往路/復路それぞれ
車両大部分の『あま絵』『のん絵』と
内外装ラッピングレイアウトを担当なさった
実行委員の方々御本人様による
デザイン解説や制作裏話を聞く事ができ、
この期に及んで
「GoGo号」のディテールがますます奥深く感じられ

此度のような乗車機会、そしてこの時間が
どこまでも続いてほしい と思える程に万感のひととき




 

 

個人的にも
以前から様々な御縁を重ねてきた
三陸鉄道36形36-704
ずぶんの描いたイラストをも纏い、走る
「三陸元気!GoGo号」という汽車への
愛着は強く深まるばかりである。








素敵な思い出の数々…イベント景品プレゼント等と共に
大切にお持ち帰り致しました🙇



 

 


イベント終盤、
添乗の三鉄社員さんから
当ラッピング車両今後の処遇について
お知らせ頂きました。



「あまちゃん」10周年シーズンは
とっくに過ぎ去ろうとしているけれど

俺にとっては
『リアス線』と、36-704号車と出会って
ちょうど10年を迎える今年夏以降

全長163kmの営業線上どこかで
再びGoGo号と逢うチャンスが巡ってきそうだ。





その瞬間は
果たして『じぇ』が幾つ湧き出てくるだろう?



次なる旅も
どうぞ宜しくお願い申し上げます🫡












※GoGo号実行委員会様より、イベント中メンバーの方の肖像掲載許可とのご連絡頂きましたが、万が一先方様より御指摘等あった場合は対応致します。



『走れ!「三陸元気!GoGo号」』
実行委員会の皆様、

この度は
「あまちゃん」10周年に合わせ始動されたプロジェクトを
見事成功させ、夢の列車構想を
現実へと導いた偉業に加え

1年間の快走を経て
当日“北三陸”で素敵なイベントを催行頂き

心より敬意をもって
厚く御礼申し上げます。



現地にてお会いした皆様、三陸鉄道㈱様、そして
我らがGoGo号

おかげさまで最高に楽しく素晴らしい一日と相成りました、
誠にありがとうございました。