11/20(日)晴、103日目
この旅で初めて、寝坊をしました。朝食開始が6時30分だったので、5時起床のつもりで就寝します。目が覚めたのが6時30分、時計を見て〝えー、ウソ〟と思わず独り言です。
体調がおかしいわけでもなく、深酒をしたわけでもないのに・・・、まあ、今日の行程は27㌔弱なので、多少遅く出発しても問題はありません。結局8時少し前の出発になります。
朝のうちは雲が多かったのですが、陽が高くなるにつれ青空が広がって来ます。桜島も頂上まで姿を現し、頻繁に噴煙を上げています。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-桜島1
錦江湾は養殖が盛んで、海上には生け簀が沢山浮かんでいます。8㍍四方の生け簀にハマチ3000匹を入れているそうで、一体幾つの生け簀が浮かんでいるのでしょう。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-いけす1 おっちゃんの「テクテク日本縦断」-いけす2
霧島市郊外で道端のミカン屋さんに立ち寄り、一袋100円のミカンを買います。店番の息子さんとお母さんが、お茶を入れてくれます。お茶請けの漬け物をいただき、おまけに黒砂糖も頂きました。坂元農業資材さん、ありがとうございます。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-坂元
霧島市は黒酢の生産が盛んなようで、沢山の醸造所があります。「黒酢レストラン」の看板もあります。健康ブームもあり、売れ行きは良いのでしょうネ。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-黒酢醸造
墓に屋根が掛かっています。色々な形式があり、とてもユニークです。戸建ての墓もありましたからね。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-屋根墓
昼食を取ろうとしても、食堂がありません。ようやく見つけたラーメン店で昼食です。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-もりやすラーメン
すぐ横に、あの有名な焼酎「森伊蔵」のお店があります。入ってお話を聞くと、販売は電話申し込みのみで、電子抽選で当たった人に販売する仕組みです。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-森伊蔵1 おっちゃんの「テクテク日本縦断」-パンフ
宿泊予定の道の駅・垂水近くで突然「H中さん!」と車から声が掛かります。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-石毛
青森にいるはずのI氏夫妻がいるではありませんか。訳を尋ねると、奥さんの実家が鹿児島県で、お母様の看病で来ているそうです。
「おっちゃん」が歩いていそうな所を探索して、ピタリとヒットしたのが真相です。同乗のおばさまから、おいしい焼き芋の差し入れを頂きました。青森から鹿児島までフォロー、ありがとうございます。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-イモ
道の駅の出店で朝食用のパンを買い求めると、宗谷岬の旗を見たお店の方がパン1個をサービスしてくれました。ありがとうございます。
当てにしていた「情報館」は夜には締め切られるそうで、外にテントを張ることにします。
<11月20日の記録>霧島市国分駅近く→道の駅・垂水、7時間23分、26・1㌔
●今日の一句
友来る 吹雪の北国 後にして 南国鹿児島 突如現る

11/21(月)晴、104日目
昨夜は寒い夜でした。これまでの暖かさがウソのような寒さに、ありったけの衣類を羽織り、テントで縮こまりました。
朝、車中泊のY吹さんとお話をします。Y吹さんは11月22日にかけて、毎年旅行を計画している愛妻家。今回も南九州を回るそうです。数年前同じ時期に垂水の道の駅で日本縦断の男性と話をしたそうです。「おっちゃん」と同じ場所にテントを張っていたそうで、理由も「風が一番弱い」と全く同じです。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-矢吹
朝の桜島は綺麗ですが、噴煙は休みなく吹き上がり、風下には細かな降灰がふり続きます。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-朝の桜島
休憩で横になっている10分間で、リュックには灰の粒子が積もっています。
バス停は噴火時の待避場所のようで、コンクリート製の頑丈なものです。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-バス停
今日は鹿屋の海岸にあるキャンプ場で宿泊の予定でしたが、寒さと風ですっかり弱気になった「おっちゃん」は鹿屋市内のホテルに急遽変更です。歩行距離は8㌔前後長くなりますが、寒さよりましです。加えて、鹿屋市内ならブログの更新も可能です。
垂水市内で甘エビの選別作業に出会いました。前浜で漁獲したばかりの甘エビの皮をむき、出荷する準備です。主に鹿児島の市場へ出荷するそうです。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-甘エビ作業 おっちゃんの「テクテク日本縦断」-甘エビ
軍艦マーチの作曲家がこの人で、垂水市出身とは、全く知りません。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-軍艦マーチ
鹿屋市の郊外に有名な鹿屋体育大学があります。ソウルオリンピック背泳で金メダルの鈴木大地氏が教授を務めているはずです。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-体育
鹿屋体育大学を過ぎた辺りで、タバコ屋さんの前に止まっていた車の女性から「朝、垂水市内を歩いていましたよネ」と声が掛かります。タバコ屋さん相手の仕事をしているIYさんは、垂水での仕事を終え、鹿屋へ帰って来たところです。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-IYさん
「徒歩日本縦断」の話をすると、「3年くらい前に、佐多岬目指して女性が歩いていました」と教えてくれました。女性の徒歩縦断の話は初めてで、ビックリする「おっちゃん」です。男性と違い、トイレや危機管理の問題があり、男性の何倍も大変と思います。
IYさん、飲み物の差し入れありがとうございます。
<11月21日の記録>道の駅・垂水→鹿屋市内、9時間8分、36㌔
●今日の一句
青空に噴煙たなびく 桜島 降灰予報、今日はどこへ