11/17(木)晴、100日目
ついに100日目になります。長いようで、短い、なんとも言えない日々の連続です。
佐多岬まであと少し、最後の踏ん張りです。

いちき串木野市郊外で畑仕事をしていた女性から「お茶を飲んで行きませんか」とお誘いがあります。お宅にお邪魔し、朝食中のお嫁さんと生後10ヵ月のお孫さんと一緒に、お話します。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-一家
声を掛けて下さった節子さんは50歳代からジョギングを始め、現在ではマラソン大会に参加するのが楽しみという、目が生き生きとした前向きな方です。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-節子さん
同じ年齢と分かってからは、就職難の現在とは全く違った「おっちゃん」世代の就職事情などの話で盛り上がりました。耕地面積が狭いため専業農家では成り立たず、近隣22戸で専業農家は2戸だけという事です。日本農業の縮図がここにもあります。
節子さん、裕美子さん、有輝君、おいしいお茶とミカン、お菓子、ありがとうございます。
お世話になりました。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-親子
鹿児島市郊外に入ると、なにか目に入る感覚と口の中に違和感があります。ひょっとすると、「これが桜島の降灰」?。屋根の上で掃除をしている男性に聞きます。やはり、桜島の降灰で、風向きで降り方が変化すると言います。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-屋根の灰 おっちゃんの「テクテク日本縦断」-道の灰
住宅地で集めた「火山灰」は専用の袋で集積します。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-灰処理
宿に着き、近くの温泉へ行きます。鹿児島では、銭湯=温泉が普通で、温泉好きの「おっちゃん」には嬉しい事です。風呂では32歳のフランス人エンジニアと〝裸〟の付き合いです。2週間の予定で旅を続けている彼は来日5回目、「日本人はとても優しく、親切だ」と、話しています。良い旅を続けて下さい。

風呂から宿へ帰ると、昔勤めていた会社の上司が会いに来てくれ、近くの鹿児島料理のお店で、夕食をご馳走になります。
おっちゃんの「テクテク日本縦断」-夕食
美味しい料理と薩摩焼酎で、すっかり酔っ払ってしまいました。
N島さん、ありがとう、ございます。
<11月17日の記録>いちき串木野市→鹿児島中央駅西口、9時間17分、35㌔
●今日の一句
歩き始めて百日目、薩摩の国は温かく吾を迎える