おはよう、アン！
（お友達、よく似てるね
）
アンがちょうど１歳になる頃
私たちは仕事の都合で、引っ越しをしました
引っ越しをしてから半年間は
とにかく色々な事で、動物病院の
お世話になりました
はじめは、足のけがです
引っ越しをした際、アンの足に悪くないようにと
『ペットの足に優しい滑らないタイルカーペット』
なるものをネットで探し、床一面に敷き詰めました
しかし、これが、とにかく滑る
驚くほど滑る
そのせいか、アンは後ろ足の調子が悪くなり
腰のあたりを触るだけで痛がるようになり
まずは足の治療で病院通いです
つぎは脱毛
環境の変化によるストレスが原因なのか
アンの毛の状態が、急激に悪くなっていきました
春の換毛期と重なっていたこともあるのですが
抜け方が異常で、残っている毛の状態が
恐ろしいほどゴワゴワ・・・
あっという間に別犬のようになり
病院にかけこみます
そんなこんなで病院通いをしていた矢先
今度はドッグランで
ドーベルマンに追いかけられ
目の周りを負傷します
大型犬用と小型犬用で、きちんと分かれて
遊んでいたにもかかわらず
なぜかこちらのブースに突然入ってきて
アンを追いかけたうえで上乗りになるという
破天荒なそのワンちゃん
遊んでいるつもりだったとは思いますが…
私たちは突然のことでパニック状態になり
すぐさま病院に連れていきました
（守ってあげられなくてごめんね）
この頃のことは、今思い出しても落ち込みます
無知な飼い主のせいで、アンにいろいろと
痛い思いをさせてしまいました
守ってあげるべき飼い主が、
危険な目にあわせてしまってばかりでした
アンには、とにかく思いっきり遊んで
安心して眠れる環境を作ってあげたい
今でも毎日思っています
でも、引っ越しをして、良いこともありました
近所にたくさんのお友達ワンちゃんが
できたことです
私自身も、経験豊富な他のワンちゃんの
飼い主さん達とお話できることが
とてもうれしくて
慣れない土地で不安だったお散歩も
楽しいお散歩になりました
そんなある日、いつも通りに散歩をしていたら
向こうから、知らないワンちゃんがきました
知らないワンちゃんでも、いつもは
飼い主同士は軽く会釈をし
犬同士も、気にせず通り過ぎるのですが
そのときはなぜか、アンが急に吠えかかりました
びっくりした私がリードをぎゅっと
ひっぱったとき
「ガブッ」
足を思いっきり噛まれました
今までそんなことをされたことがなかったので
一瞬、なにが起きたかもわかりませんでした
これが今も続く
『転嫁性攻撃行動』のはじまりでした
しかし、アンのこの噛む行動が
転嫁性攻撃行動だと
わかるのは
まだまだ先のことです