shibahitujiのブログ

shibahitujiのブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
〜在宅ワークの体験談です。参考になれば幸いです。ただの感想で、どこかと契約して書いてるのではなく、あくまで個人の感想です。〜

昨日、私は仕事を辞めた。

簡単では無く、時間もかかり、要求も高く、報酬が低い仕事…そう聞いたら「誰がそんな仕事するんだろう?」と思うだろう。

私は1年半以上、そういう仕事をしていた。

どうしても働かなきゃいけないような、養う家族もいない自分は、一時期、無職でも家や食べる物に困らないし、家事手伝い…というか、今は親の介護っぽい言い訳もできる立場だ(言い訳じゃなく、病院への送迎や、買い物など実際割と頼りにされている)。

そして内向型なので在宅ワーク希望である。

かつてファミレスや歯医者で普通に働き、ソフトだ(=愛想良い)と言ってもらえていたけど、決して楽しい訳では無かった。むしろかなり自分をすり減らしていた。

働く事自体が嫌なのではなく、理不尽で何を言われるか予測不可能な接客や会社の人との付き合いが嫌なのだ。歓迎会やお別れ会そして懇親会など、黙って仕事をしている方が100億万倍マシというくらい嫌である。

自分で言うのは何だけど真面目で集中力もあるし、初歩的と言えばそうだけどパソコンスクールに2年以上通って取った資格や、その他の資格もある。

ありがたいことに親のコネクションで在宅の仕事をもらい、長年やってきたけど、数年前に親がリタイアし、私も職を失った。

複数の友達が、派遣の仕事をしていて、Z○ZOとか、配送の荷物を段ボールに詰める仕事をしてるよと教えてくれて、自分もやってみようかと思った事があったけど、重い腰が上がらなかった。

まだコロナ前でテレワークなどがここまで普及して無かったし、在宅の仕事なんて、前金取られて仕事が無いとか、そんな感じかと警戒&諦めていた。

楽しく自分ができる在宅ワークなんて存在するのか?あったとしても、コネが無きゃ無理なのでは?と思いつつ、大好きエスター・ヒックスの「お金の引き寄せ」のDVDで"「億万長者になりたい。でも私は教師なのです」というのと「教師だけど億万長者になった人もいる」との間には大きな違いがあるのです!!"と見て、「ダメだと決めつけてたら、本当にダメにしかならないよな…。そういう仕事がある!って決めて引き寄せよう」と思い直したりしていた。

一応、スマホで色々検索し、ある時、在宅ワークのクラ○ドワークスというのに登録してみた。そこで「ファッションに興味のあるかた向け。月5万も可能。誰でもできる簡単なお仕事」というのに応募し、トントン拍子でうかり、うまく進んだ。私は無職じゃなくなったのだ。

今でこそ当たり前になりつつあるが、当時の私にとって「何それ?」というZOOMでクライアントさんの顔を見ながらの面接まであった。

研修期間もあり、無料ソフトでバイマを売る時のページ作成のし方を教えてもらったりもした。

バイマのというのは、高級ブランドの買い物代行サービスのようで、公式ショップが普通に売っている値段に、手数料が上乗せされる。

そんな高級ブランドなど買った事はないから、間違ってるかもしれないが、購入者が自分が行ける範囲やオンライン上で、自分が欲しい商品のサイズや色が売って無いとする。

でも、どうしてもゲットしたい。そんな時に、バイマにその商品があれば、代行者が全国(もしくは海外)のお店に問い合わせて、希望のサイズや色があるか確認し、もし在庫ありなら買付の仕事の人が買いに行って、購入者様に送る、という感じなのではないかと思う。

私は、その「バイマで取り扱いがある商品ですよ」というページを作る仕事をしていた。1品40円。色違いが複数ある商品は60円だ。

私の場合、慣れてきても1品早くて15分、普通で20分から30分かかった。普通はどうか知らないけど、売るブランドが1ヶ月に3,4つ変わる。

そのたびにバイマのフォーマットの細かい色々なチェック項目が変更になる。発送地や送り方などだ。これが「間違いやすく、嫌なポイント」だ。

バイマページは、過去に作ったページをコピーして、新しい商品ページを作れる機能がある。大変便利な機能だけど、変更し忘れた時に、結構怒られた。

「ウッカリレベルのミスじゃありません。もう二度とこのような間違いが無いように、何が原因かをよく考え…」などと上司から厳しい連絡がきて、自分のミスだし理不尽な事を言ってないから仕方ないが、結構ションボリしたりしたものだ。

そして、何人か同僚がいて、顔が見えず、話もしなくてよいのがメリットだけど、なんか引け目を感じてしまうような人ばかりだった。イタリア在住、カナダ在住、イスタンブール在住など皆さん日本人ながら外国人の夫らしい。または第二子妊娠中で産休などと、子供が生まれるかたも多かった。

全く場違いな所に就職してしまった。でも会話しなくていいし、他人の噂を聞いて神経擦り減らさなくていいと思うと、在宅ワークで本当に良かったと思っていた。

不公平感があるのは、新しいブランドに変わった時の一品目を作る人で、新しい指示を細かくチェックして項目を入力しなければいけない。でも報酬は変わらない。

あとの人は、それをコピーすればよく、変更しなければいけない部分のみ変更していく。もちろん最初の人が間違ってるかもしれないから、自分でチェックする必要があるけど、でも随分楽だ。一方ブランド一品目に当たると40分以上かかる。

TOP画像といって、どの商品を取り扱っているかお客様にお見せする写真も加工して作るのだが、これが一番時間がかかる。センスも必要なようだし、拡大縮小や移動し過ぎて画像が劣化すると注意された事もあった。頭の中でレイアウトを考え、手探りで大きさを決め加工していた。つくづく「どこが簡単な仕事だ…」と思ったものだ。

一品40円〜60円の報酬でだ。私の場合、慣れてきて調子の良い日で、やりやすいブランドで1日3-4時間10品くらい。400円〜600円だ。でも毎日できるわけではない。

それでも多分、私のクライアントさんは良心的なほうで、売上があれば1%報酬をくれる契約だった。例えば995円もらえたら、9万9500円の私が作ったページのブランドの服などが売れた事になる。10万近くの服を買うお金持ちさん、どうもありがとうーー!!という気持ちである。

普通に頑張っても1ヶ月1万円超えるなんて滅多に無かった。同じ無職の友だった友人が「そんなに少ないの!?内職みたいだね」と言っていた。

途中で、いつの間にかいなくなっている同僚がいる事に気付くようになった。誰もやりたがらない仕事だろう…と思う。

メリットはスキマ時間にできるとか、仕事自体は嫌な作業では無かった。内職で家に商品が一杯になることも無い。職場の人とのかかりも無い。

でもバイマページを作れるくらいの高度なパソコンスキルがあったら、もっと単価の良い仕事ができるのでは?と思うくらい、難しい所があった。そしてミスを出しやすい作業なので、上司から怒られる事も一杯あった。お客様から直接お叱りを受けるほうが大変だと思うけれど。

そんな中で、他の報酬も良く、バイマの仕事より短時間で完成し、ミスも出しにくい作業なので大抵修正なく納品できる在宅ワークができるようになり、

バイマの仕事はスキマ時間にしようと思っていたが、ある日、秘書さんから、何かミスがあったわけじゃないのに、TOP画像を修正するように言われ(1品直せばいいって感じではなく、暗に10品以上直せという感じに)誤解されている部分や、お礼や謝罪も無く(秘書さんには上司に怒られた時に慰めてもらったり、今まで関係良好だったけど)「もう嫌!」と思い、辞めます宣言をした訳である。後味の悪い幕切れになってしまったが、もういい。

引き止められず、すぐにOKしてもらえて本当に良かった。ブラックな仕事から解放された。クライアントさんも秘書さんも、決して理不尽な人では無い。のに、やっぱり仕事内容と報酬が釣り合わないと、働く人の権利が守られない…と感じた。

私と同じ目に遭った人がいないか?色々検索してみた。探し方が悪いのかもしれないが、私のような人を雇う人目線での記事しか見つからなかった。雇う人も「あなただったら、そんな仕事したいと思いますか?ちょっと嫌だと思うのでは?」と言っていた(苦笑)

なので、これから検討している人の参考になればと思い書いてみた。仕事をしている時は、内容を他言するのは違反だと思うが、もう辞めたし、何か具体的に言っている訳ではないので大丈夫だと思う。やってみないとわからないっていうのは、働く側にフェアじゃないと思うからだ。

因みに♯内向型 や♯引き寄せ などと付けると、そのセミナーのようなかたからフォローされる事もあるけど、私はノーサンキューである事を前もって言わせて頂く。