萌絵と僕は音楽サークル(このぼかした言い方、なんか違うんだけどね)で一緒に活動しています

萌絵は萌絵で、僕は僕でそれぞれ別のサークルでも活動してます

この前の休日、萌絵の所属…というかお手伝いをしているバンドが、温泉で有名な行楽地のほうに遠征して演奏を行う、というイベントがありました

あらかじめ聞いていたイベントで

前泊することも聞いていて

これまで山ほど嫉妬やモヤモヤでぶつかってきたけど

この日は穏やかに、電車に乗る時も

「行ってらっしゃい」

って普通に会話

このバンドには萌絵のほかにもう一人

僕の知っているMさんという男性が

同じようにお手伝いで参加すると聞いていました

Mさんはもともと萌絵の知り合い。今は後で知り合った


宿に着いたのか、写真とか送ってくれる萌絵

「この後ってどんな予定なの?」

「よくわからないけどなんもないよ」

「Mさんはもう来てるの?」

「〇時に△駅を出たらしい」

「前泊だけど、まぁ…飲むんだよねw」

「うん、食事と合わせてね」


そんなとりとめもない会話が一変したのは萌絵のメッセージを見た時だった

「なんか、ここに前泊するのMさんだけらしい」

「え、そうなんだ」

どうしても心に不穏なモヤモヤ

でも、宿は一人部屋と言うのは知っていた

もっと言うと、そもそもMさんてそういう心配はない人(と僕は知っている)


寝る部屋は別だけども…

僕はその宿にいる気分で

想像…というか悪い妄想を巡らしてしまう

(食事は一緒にするよな)

(ふたりで乾杯、か)



萌絵とは付き合い当初、まだ僕が嫉妬全開だった頃(今もだって?w)

「たくさんある飲み会は一体いつもどんなメンツなんだ」

みたいな話をしたことがあって

その話自体はとっくに解決してるんだけど

その時に

「異性とふたりで飲むこともあるのか」

と聞いていて

「さすがにそれはない」

という回答だった


この会話は萌絵も覚えていて

でも今日2人になってしまうのは不可抗力というか、知らなかった話

こう書くと、よくある「外野にお膳立てされた?」とか思っちゃうけど

そういうことではない(そのバンドのことも少し知っている)

全部、悪意などないと、理解しつつも、

見える状況、これから起きるのは

「異性とふたりで乾杯」

/////

「お風呂は明日入ることにする」

僕の気持ちを気遣ってか、萌絵がそんなことを言う

 

そうだよね、先に入ったら、色っぽい萌絵と乾杯ですもんね

余計に意識しちゃうよね

繰り返すけど、Mさんはそういう人ではない

心を動かさないように無にして

ここのブロガーさんたちに

「それ嫉妬とかの対象外だよ」

って言われそう とか考えて


無常に訪れる夕食の時間

 

その時は僕は別のバンド(萌絵と一緒に活動しているバンド)で練習

 

なんとかそっちに意識を集中して過ごした


つづく…

(あー書いてて吐きそう)