だいたいの会社は社内恋愛って禁止です。
んなことしてたら仕事に支障がでたりするので当たり前。
でも禁止されてると破りたくなるのもまた当たり前。
これは何年前の話だろう。
S子と婚外していた3年半の期間で重複して一瞬だけあった複数同時の恋愛でした。
この手の話でめちゃくちゃよくあるけど、K子は会社の部下。やたらよく笑う、美人~ではないんだけど愛想の良い子。
ポジティブで、仕事はテキパキ。飲み会ではマシンガントーク。ちょいうるさいくらいw
最初に意識したのは会社の忘年会か何か大きな飲み会の際に、2人で幹事をした時。
もともと僕だけが幹事だった。でもそれなのに普通に飲んでしまって。会計とかが覚束ない状況になってしまってw
そんな時そばにいたK子に手伝ってもらった。
K子もそこそこ飲んでたはずだが、テキパキと割り勘を処理してくれて。
「助かる~」という思いと同時に酔ってることもあってちょっと好意…。
その後特に何もないんだけど、飲み会が開催されるときにはなんとなくK子を探す自分がいた。
年月は過ぎ、僕は親会社に出向することになった。
仕事が大きく変わるわけではなく、元いた会社の仲間たちは下請け会社にあたる関係。
K子とも仕事で顔を合わせることもままあった。
その後どんなきっかけで親しくなったのか覚えていない…。
LINEで繋がって会話をしていたのは覚えてて、多分その会話のなかで徐々に親しく、徐々にエロく変わっていったんだと思う。
僕が出向した会社は、元いた会社(K子がいる会社)とは同じビルで階が1階上。
ある日仕事でちょっとした書類をK子に渡すため、階段(あまり使われない非常階段のような所)で会うことになった。
騒がしいフロアから扉一枚入っただけでシーンとした階段室。
手渡すだけなのになぜか一瞬止まって沈黙。
「どう?忙しい?」
どうでもいい質問が口をついて出る。
「はい、そうですね」
K子もどうでもいい答えを口にする。
でもこの間二人はめっちゃ見つめ合ってて。
お互い、何か未知のものを期待するようなキラキラした目をしてた。
1話完結にしようと思ったけど書き始めたら長くなっちゃったw
つづきます…