映画『オンリー・ゴッド』 2014年2月に観た映画 | GRANOLA! - life,music,books,movies,etc

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『オンリー・ゴッド Only God Forgives』
2013年 フランス/デンマーク 90分
監督/脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン
撮影:ラリー・スミス
出演:ライアン・ゴズリング/クリスティン・スコット・トーマス
/ウィタヤー・パーンシーガーム

★★

MOVIX仙台で字幕版を鑑賞。

舞台はタイのバンコク。
麻薬取引に手を染めつつ、表向きボクシングジムを経営する兄弟。
兄を惨殺されたジュリアン(ライアン・ゴズリング)の元に、
アメリカから元締めの母親がやってきて、兄の復讐を命じる。
立ちはだかる、元警官のチャン。
冷酷で美しい復讐劇が幕を開ける。

...てのが、事前に公式サイトで見ていたあらすじ。
同じ監督・主演俳優の映画『ドライヴ』が、
凄惨なバイオレンスと、センチメンタリズムを見事に融合させ、
主人公ライアン・ゴズリングがちょー魅力的だったので
この新作も期待!と観に行くじゃないですか。

観終わった後の結論から申しますと、「なんだそりゃー!(゚Д゚)」

*以下、ネタバレ含みますのでこれから鑑賞の方はお気をつけを。

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出だしはいいんですよ、現実と妄想のトリップというか、
色彩と光のコントラストが目をみはるほどの美しさ。
静かに佇む、歩く、手を伸ばすライアン・ゴズリングが
そりゃもうカッコよく、なめるように描かれちゃってるわけですよ。
兄が殺される夜の描写も、残酷にスタイリッシュ。

でもね、この映画の主役は、ライアンじゃなかったんです。
謎の警官、チャン(ウィタヤー・パーンシーガーム)。
ルックスは完璧おやじ。
こいつがタイ語の歌謡曲をカラオケで歌うシーンが
何かにつけ挿入されるんですね(-""-;)。
残酷に人を切ったり、拷問したり、
その後はお疲れの打ち上げのような店で歌う、それを眺める部下たち。
映画の大半を占めるのは、この人の描写。

ライアン君は何をやってるかっていうと、
強烈なお母ちゃんに、ちょっとなんであんたは復讐しないのよ!と
責められつつ、でも兄ちゃんも悪かったしさ...と煮え切らない。
煽り文句の「冷酷で美しい復讐劇」って、このお母ちゃん、
クリスティン・スコット・トーマスのこと。
怪演してます。この人はいい!

前半の思わせぶりも、目をそむけたくなる残酷描写も、
繰り返し流れるウンザリなカラオケシーンも、
きっとラストのカタルシスのためなのよ、と自分に言い聞かせ、
そして迎えたラスト。

「なんじゃそらー!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?」

いや、90分飽きなかったですよ。
飽きなかったですけども、そりゃないよ。

本音を言ってしまえば、実質主役のチャンが、
もっとかっこいいとか渋いとかだったらまた違ってたと思うけど。
だってさー、全然好みじゃないオヤジがカラオケ歌ってんだよー(; ̄Д ̄)

てなわけで、酷評してすみません。
星ふたつは、ライアン君の前半の美しい映像美に。

>>公式ウェブサイト(日本語)はこちら
http://onlygod-movie.com/

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