映画『紅の豚』 2013年12月に観た映画 | GRANOLA! - life,music,books,movies,etc

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『紅の豚』
1992年 日本 93分
原作・監督・脚本:宮崎駿
声の出演:森山周一郎/加藤登紀子ほか
製作会社:スタジオジブリ

★★★★

DVDで鑑賞。

豚人間にして飛行艇の名操縦士、賞金稼ぎのポルコ・ロッソ。
真っ赤な飛行艇に乗り、イタリア軍に目をつけられながらも、
アドリア海の空を、海を自由に飛び回る。

パイロットのマドンナ的存在のマダム・ジーナ、
若いが腕のいい整備工、おてんば娘のフィオ・ピッコロ、
対決を挑んでくるキザなアメリカ野郎カーチス、
敵か味方か、憎めない空賊たちに、
飛行機を作り上げるピッコロ一族の女性たち。
主な登場人物はこんな感じ。

ラピュタよりもっと大人のラヴ・ストーリーであり、
宮崎駿の飛行機愛が全開の作品。
でも冒頭の子どもたちや、フィオの活躍により、
子どもの大人も楽しめる娯楽作に仕上がっている。

主人公のポルコは頭部と体型が豚なのだけど、
なぜそうなったのかの説明はない。
おやじ体型の豚なんだけど、
おっとこ前な態度だし、台詞も声も渋く、
やたらかっこよく描かれているのだ。

観てるとね、かっこよく見えてくるの。豚だけど。

全体を通して、明るくコミカルなトーンがほとんど。
シリアスなシーンで印象的なのは、戦争の回想。
雲の上の青空に、天の川のような一筋、それは戦争で撃墜された
あらゆる国の飛行機がゆっくりと、星のように連なっている。
ポルコの語りで描かれるそのシーンは、静かで美しく、
戦争でどれほどの飛行機乗りが撃墜されたかを残酷に物語る。
それは恐らく、空で命を落とした者たちへの鎮魂でもあるだろう。

それにしても、こんなにエンターテイメントあふれる作品だったとは!
豚?飛行機?うーん、と思っていたのを後悔。
今頃だけど、観てよかった(^o^)丿