革ジャンの色修正 | シバタクリーニング染み抜きブログ

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染み抜き職人が染み抜きやクリーニングの事例を交ぜながら皆さんのクリーニングに対する疑問、衣類の染み相談、家庭でできる衣類の染み抜き法などお役立ち情報を発信します。

革ジャンバーの色直し

 このところ、仕事が忙しくブログ更新が滞っていました。

イギリス在住の方が日本に滞在している間に仕上げるブーツや

バックなど期限ありの依頼が多かったのと難しい染み抜きの物

が多く、毎日頭を悩ます日々が続いていました。

他店で断られる染み抜きが殆どですから当然なんですけど・・・

作業時間と薬品代を考えると見合った料金を頂きたいのですが、

この不景気な時勢にそんなに高い料金は頂けません。

お客様はクリーニング料金や染み抜き料金以外に送料等を払っ

てまで私の店に送って下さるのですから本当に有難いことです。

今考えるとインターネットで仕事をしていなかったらゾッとします。

 

  革ジャンパー色修正の事例です。

今回の色修正は今まで多くの革製品の色修正を手掛けてきまし

たが、特殊で材料の入手が出来ませんでした。

キラビヤカな青のメタリックに見えます。

 

         作業前
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         作業後
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         作業前
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         作業後
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作業としてはいつもと同じですが、色の構成が下地が輝く銀色
で上地が半透明の青です。銀色と青半透明色を別々に分けて塗
り、二層にして青メタリックにしています。
通常のメタリック塗料はそれ1つが青メタリックとして市販されてい
ますが、市販の物より青銀色に輝いて見えます。
依頼人の話だと特殊に製造された革ジャンパーとのことです。
確かに革製品がこんなに輝くメタリックは初めて見ます。
顔料のメタリックは普通、青と銀が混じった青メタリック顔料になり、
透明感やこんなに輝きません。
下地の銀色が半透明の上地を通して青光りして見えているのです。

水性顔料が良いのか、油性顔料が良いのか、染料が良いのか
画材屋へ言って探したり、ネットで顔料を調べて見たりして色々と
考えてみましたが、色の強度も視野に入れないとなりません。
数種類の銀色と半透明の青を購入して試した結果、こんな感じに
なりました。

 


染み抜き職人の一言
悩んで仕上げた時の品物は、後からこんな方法はどうか?
もっとああすれば?、もっとこうすれば?私より上手な職人だったら

どんな風にするかな?のどと思う時があります。
お客様から喜ばれても職人が悩む場合も正直あります。
最後までご覧頂き有難うございます。

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