育休から、復帰して1番感じたこと…それは、

先生に勤務時間という感覚がほとんどないこと。


子どもたちがいる間は、働いてます!!という感じだが、下校後は、無限に時間があるように働く。


1つのことを決めるのに、何十分も話し合ったり、割り振ればそれぞれでできる仕事も無駄にみんなでしようとする。あまりにも、終わりを意識しなさすぎている。


「教員の働き方改革」が叫ばれ、少しずつだが、時間を意識するようになってきた現場。

それでも、定時になっても帰る人はほぼいない。定時なんてあってないようなもん。だって、残業代が出ないから。いくら、残業しても、誰も何も言わない。



私は、子どもの、お迎えがあるので、一刻でも早く帰りたい。でも、学年の先生たちが、同じ感覚じゃないと、定時を過ぎても学年の仕事が残っていたり、話し合いが続いたりする。


定時を45分過ぎているのに、話し合いの途中だから、「すみません💦お先に失礼します。」と、申し訳なく帰る。



そんなの関係ない!私は仕事が終わったら帰ります!!と、強く言える人ならいい。素晴らしいと思う。でも、人の目が気になる私にはそれができない。



かくいう私も、出産前までは定時なんて知らなかった。夏休みくらいだ…「17時だ!帰りましょう!!」となるのは。



育休復帰して、私には教員としての目標が1つてきた。それは、早く帰れる学年団を作ること。


学年主任になって、削れる仕事は削り、子どもたちのことは、しっかりと見守りながらも、早く帰れる学年団をつくる。


でも、それを果たす前に、私は、力尽きそう。



夏休み明けに、ある先生が言ってたひと言が忘れられない。それは、午前中授業の日だった。


「毎日、これくらい余裕があったら、子どもにも、優しくできるのにな。」


本当にそうだと思った。



また、しっかりと授業準備ができた先生は、

「私がしたい仕事は、こういうことなんだけどな。」


と。


働き方改革。現場には色んな人がいて、色んな考えがある。だから、改革が進まない。国がビシッと決めてくれたら、それに従って動くのに…。


でも、国は給特法をなくさないんだろなぁ。


日本の教育、どうなっていくんだろう。