アップル・ムージックが歴史に残る100枚のロックアルバムのようなものを発表しました。殆どは聴いたことが無いようなものばかりでしたが、それでもちらほら知っているのもがあってちょっと安心したりしてます。

 

そんな中、ビートルズからは2枚のアルバムが選出されていました。「リボルバー」と「アビー・ロード」。

 

ビートルズファンは”あれっ”と思ったんじゃ無いでしょうか。あの名盤の誉高い「サージェント・ペパーズ」じゃ無いんだと。

 

「リボルバー」でジョージはインドの楽器シタールを使い、ジョンはテープの逆回しまで使った実験的な曲までやっています。ビートルズとしてはやり尽くした感があったのでしょう。4人とも一旦ビートルズから離れ個々に活動、あるいは休暇をしています。

 

ビートルズはすでに女性客の絶叫しか聞こえないコンサートは止めていましたが、ポールが別のバンドとしてコンサート風のレコードを作ってみないかと提案して、作られたのが「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」。

 

タイトルはポールの言う”別のバンド”の名前で、観客の歓声まで入れています。

 

「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」

「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・マイ・フレンド」

「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」

「ゲッティング・ベター」

「フィクシング・ア・ホール」

「シーズ・リーヴィング・ホーム」

「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト」

「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」

「ホエン・アイム・シクスティ・フォー」

「ラヴリー・リタ」

「グッド・モーニング・グッド・モーニング」

「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(リプライズ)」

「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」

 

ビートルズの曲をそのタイトルを書いただけで曲が浮かんできますが、冒頭のポールの軽快なロックンロールから最後にそれが再び現れて終わり、最後の「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」はアンコールといった設定でしょうか。

 

ロック史上初のコンセプトアルバムと言われます。

 

なるほど、最初の「プリーズ・プリーズ・ミー」から実質最後の「アビー・ロード」まで並べた時、この「サージェント・ペパーズ」は異質な感じがします。

 

「サージェント・ペパーズ」以前として「リボルバー」、以後として「アビー・ロード」が選ばれたのは順当なのかも知れません。納得です。

 

「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、途中移調するためオーケストラ各演奏者にその楽器の最低音から最高音までを自由に弾かせるという斬新なアイデア。そして曲が終わった後テープを逆回転させ意味不明にした会話は、レコードでは針を上げない限り延々と続く仕掛けになっていました。

 

 

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ビートルズのこと、次は何を書きましょうか。