最近、どういう訳かビートルズを聴きたくてしょうがありません。歳のせい?PCに彼らのアルバムを全部入れて流しっ放しにしたりしています。

 

ビートルズとの出会いはよく覚えています。高校の昼休みに校内放送で流れてきた「レット・イット・ビー」に衝撃を受けたのが初めてビートルズ体験でした。1972年頃のことのなので、ビートルズはすでに解散していました。

 

実はチャンスはもっともっと前にあって、小学生の頃、道向かいにあった友人の家に遊びに行った時、中学生のお兄さんに無理やり聴かされたのが、多分「抱きしめたい」で、盛んに”どうだ、どうだ”と聞かれましたが、ロックの下地も何もない子供にはちょっと無理でした。

 

で、校内放送を聴いてすぐに「レット・イット・ビー」のシングルレコードを買いに走ったものです。

 

そしてビートルズがデビューするやいなや全英、そして全米を制覇したこと、彼らのコンサートは女性客の叫び声で埋め尽くされ演奏など聴ける状態では無かったことを知ったりして、FMラジオで彼らの特集があったりすると片っ端から録音し始めます。

 

丁度、父親が音楽好きでオープンリールのテープレコーダーを買い換えたばかりだったので、お古になったものを貰い受けてました。1時間とか2時間とかの放送を全部録音しておいて、ナレーションとかの部分をカットしてテープを繋ぎ直すテクニックもそれで覚えました。

 

それと時を同じくして、彼らのアルバムが欲しくなりレコード屋へ行ったものの、何を選んでいいのかさっぱり分からずかなり長い時間レコードを引っ張り出しては戻したりを繰り返したことを覚えています。そして最後の決め手はレコードにかけらた帯に”最高傑作”と書かれていたことで、買ったのが「サージェント・ペパーズ」。

 

家に帰るとすぐ聴いた訳ですが、反対の意味で”大ショック”でした。

 

出会いこそ「レット・イット・ビー」でしたが、当時の私のビートルズのイメージは、もう”シーラブスユー、イエーイエーイエー”でしたから、このアルバムから聴こえてくる歌は全て異質で相当にがっかり、というか愕然としたことを覚えています。

 

もちろん今では大好きなアルバムです。

 

しばらくして買い足したのが、「オールディーズ」というオムニバスアルバム。当時は何がオリジナルで何がそうで無いのかの区別さえ付かず、少しずつ曲のタイトルを知るようになって、そこにお気に入りのタイトルが並んでいたことが買った理由でした。

 

 

改めて調べてみると、ビートルズのメンバーは「リボルバー」出した後、個々に映画の仕事だったり休暇に入ってしまい、レコード会社と”年2枚”の契約を果たすため無理やり色々な曲を寄せ集めて作った唯一の公式のオムニバスアルバムだということです。

 

「シー・ラブズ・ユー」

「フロム・ミー・トゥー・ユー」

「恋を抱きしめよう」

「ヘルプ!」

「ミッシェル」

「イエスタディ」

「アイ・フィール・ファイン」

「イエロー・サブマリン」

「キャント・バイ・ミー・ラブ」

「バッド・ボーイ」

「ア・ハード・デイズ・ナイト」

「涙の乗車券」

「ペイパー・バック・ライター」

「エリナー・リグビー」

「抱きしめたい」

 

これは大満足でしたね。

 

さて、今この中で一曲選ぶとしたら何でしょう?

 

悩ましいところですが、「ア・ハード・デイズ・ナイト」。彼らの最初の映画のタイトルバックにもなったもの、邦訳の”ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!”には何とも言えない懐かしさを感じます。

 

ビートルズはデビュー当時からその頃まではジョンがリーダとしてグループを引っ張っていましたが、この曲にはそんなジョンの自信と勢いが感じられます。

 

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ビートルズのことはどこまでも書き続けられそうですが、この辺で一旦止めて続きはまた書きたいと思います。