ギターは好きな楽器で、自分でも拙いながら楽しんでいます。
1970年代末、山下和仁さんのことは知らなかったのですが、自らバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の全曲のギター編曲版を書き、演奏をしたという情報を知った時にはびっくりしてそのCDを買いました。
そして次に買ったのがこの「展覧会の絵」のレコードでした。
🔶「展覧会の絵」ギター編曲版
この編曲がオリジナルのムソルグスキーのピアノ版ではなく、有名なラヴェルの管弦楽編曲版を元にしていることは明らかです。
山下さんは有り余るテクニックを駆使して、一本のギターから様々な音色を紡ぎ出します。もちろん管弦楽に比べればその音色の幅には限界がありますが、このレコードはそうやって聴くものではありません。
パコ・デ・ルシアという有名なフラメンコのギタリストが居て、その自在にギターを操る演奏には驚かされますが、山下さんは彼に匹敵するほどの腕前の持ち主だと思います。
さて、どの曲を聴いて頂きましょうか。全部という手もありますが、ここは最後の方だけを載せておきます。山下さんの生演奏です。
もうクラシックの範疇を超え、ロックのようです。