今回はウィーン・フィルによるヨハン・シュトウラス2世のワルツのレコードです。
🔶ヨハン・シュトラウス2世のワルツ
クラシックの中で、「ワルツ」音楽はどちらかというと他所者感がありますよね。
「ワルツ」というとウィーン歌劇場でのニュー・イヤー・コンサートの映像でで触れるくらいじゃ無いでしょうか。
私もそんな一人なのですが、なぜこのレコードがあるのか、というと亡くなった父親が持っていたからで、そんなレコードがいくつかあります。CDに至っては大半がそれです。
だから、聴き直すというか聴いてみるという企画になる訳です。
ここで指揮は当時の名物コンサートマスター、ウィリー・ボスコフスキーが弾き振りしています。
いかにもウィーン・フィルの団員の身体に染み込んだ音楽という感じで、「美しく青きドナウ」など聴いてもカラヤン/ベルリン・フィルの優美で雄壮な演奏とは趣が違います。
しかし、こうやって落ち着いて聴いてみると、単に踊りのための音楽だと軽く見ることが許されないよく出来た楽興ばかりです。
このレコードには、
「美しく青きドナウ」
「南国のバラ」
「アンネン・ポルカ」
「皇帝円舞曲」
「春の声」
「雷鳴と電光」
「芸儒家の生活」
「かじ屋の生活」(弟ヨゼフの作品)
「ウィーンの森の物語」
と有名どころが揃っています。
いいものを聴いたという思いです。
白眉は、やっぱりオーストリアの第2の国家と呼ばれる「美しく青きドナウ」でしょう。