何かしている時、突然頭の中に曲の断片が聞こえてきたりしませんか?
私は普段よくクラシックを聴くのでクラシックの何かの曲だったりすることが多いのですが、時にクラシック以外の曲であったりします。
最近、というか以前からよく聞こえてくる曲があって、それがマハビシュヌ・オーケストラの「火の鳥」というアルバムの第一曲、アルバムタイトルにもなっている「火の鳥」の冒頭部分なのです。
このレコードを買ったのは高校生の頃、リヒャルト・シュトラウスの「火の鳥」のロック・ヴァージョンと思い込んで買って、冒頭を聴いてそうでは無いことにがっかりした覚えがあります。
レコードを買い直すということはしませんが、このアルバムだけは聴き過ぎてどうも音が冴えなくなってきたのが気になって唯一買い直したレコードでした。
つまり、それほど気に入ったということです。
今回の”私の視聴室”は、このアルバム「火の鳥」について語っていこうと思います。
🔶マハビシュヌ・オーケストラ
ジョン・マクラフリン(ギター)
ジェリー・グッドマン(ヴァイオリン)
ヤン・ハマー(キーボード)
リック・レアード(ベース)
ビリー・コブハム(ドラム)
それぞれ並外れたテクニックの持ち主です。
アルバム「火の鳥」の収録曲は、
・火の鳥
・マイルス・ビヨンド(マイルス・デイビス)
・天界と下界を行き交う男
・サファイア・バレット・オブ・ピュア・ラブ
・サウザンド・アイランド・パーク
・ホープ
・ワン・ワード
・サンクチュアリ
・オープン・カントリー・ジョイ
・リソルージョン
こうやって題名を眺めていると胡散臭さが漂ってくるかも知れませんが、曲は素晴らしいのでご安心を。
よろしかったら数曲、お付き合い下さい。3曲紹介します。
まずはアルバムタイトルにもなっている「火の鳥」を。5分42秒ありますが頭に浮かんでくるのは始まってすぐのヴァイオリンの切り込むような断片です。
各自演奏がしっかりしているのが分かると思います。
続いて、「ホープ(1分57秒)」。音階が上昇していくだけの曲です何故か惹かれます。
そして長大な「ワン・ワード(9分55秒)」。この種の音楽としては長い方ですが、日頃クラシックで曲の長さへの耐性が出来ているので問題ありません。
機関銃のようなドラムに続いて4人のソロ・パフォーマンスが繰り広げられます。ビリー・コブハムのドラムは本当に凄い。
久々に聴きましたが、やっぱりいいですね。
今回は抜粋しましたが、全曲いいですよ。