「協奏曲マイベスト」を選ぶべく、参戦した26曲でトーナメント形式で対戦中です。
第3回戦は、ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」とベルク「ヴァイオリン協奏曲」という全く趣の違う曲同士の対決です。
🔷ブルッフvsベルク
50歳くらい違う作曲家同士の対決です。ブルッフの方はバリバリのロマン派音楽、ベルクの方は師匠シェーンベルクの12音技法を使いながらも調性感を持たせたベルクならではロマンティックな音楽です。
🔷ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲歳1番」
ヒラリー・ハーン、エストラーダ/フランクフルト放送交響楽団
大好きなヒラリー・ハーンのライブ動画で聴きました。 ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲」のような聴いて楽しい音楽は、長くクラシックを聴いているといつの間にか記憶の片隅に追いやられてしまいます。
つまり軽く見過ごしてしまいがちですが、こうやって改めて聴いてみると、それもカモシカのような弾きぶりのヒラリーのヴァイオリンで聴くと充実した音楽だったことを思い出せます。
ブルッフは「ヴァイオリン協奏曲」の見本のような曲。チャイオフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」が作曲当時”ヴァイオリンはもはや弾かれていない”と言われた理由がよく分かります。
協奏曲のフィナーレの見本のようなフィナーレをお聴きください。
🔷ベルク「ヴァイオリン協奏曲」
スターン、バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック
この曲は何度聴いても頭に入ってこない私にとっては難曲なのですが、世間の評判は高いのでここに参戦させました。
ライブ動画もありったけ観てみましたが、どこに着目して聴いたら良いのかさっぱり分かりません。先ほど挙げたチャイコフスキーなど可愛い者です。
ライブ動画には樫本大進とN響のものもあって、演奏前のインタビューで樫本さんが「ベルクは昔から大好きで…」と語っていますし、色々な記事を読んでも素晴らしいと書かれているのですが、残園です。
🔶判定
ロマン派協奏曲の見本のようなブルッフを残します。
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現在の経緯、
次戦は、コルンゴルトとドヴォルザークの対戦です。