🎵手持ちのレコード、CDを番号を付け、乱数で今回聴くものを選んでいます。
全部聞き直したい!
それでは次の”乱数”(乱数アプリで生成してます)は、
「259」
🔸曲目と演奏者
リヒテルとクライバーが共演した録音。
一瞬、あのクライバーが協奏曲?と思ってしまいました。
ドヴォルザーク ピアノ協奏曲
スヴィアトスラフ・リヒテル(ピアノ)
カルロス・クライバー/バイエルン放送交響楽団
1976年録音のレコードです。
レコードに当たると何故か嬉しくなってしまいます。
🔸ドヴォルザークのピアノ協奏曲
ジャケットの解説に、諸井誠さんがドヴォルザークほど有名な作曲家でありながら、そ
の実よく聴かれているのは数曲に過ぎないと書かれていて、このピアノ協奏曲のことを
知ったのも最近のこと(1976年のレコードです)とも書かれています。
ドヴォルザークで有名な曲は大体アメリカ滞在中に書かれていますが、このピアノ協奏
曲はそれ以前の作品です。
🔸感想
ドヴォルザークは「私はヴィオルトーゾのための協奏曲は書けない。書くなら別の何
か。」と言ってます。
その別の何かが何なのか?解説にあるシューマンの協奏曲のような詩情なのか、それと
も・・・。
冒頭オーケストラの重厚な序奏が始まると、これはベートーヴェン流の協奏曲なのか
な、とも思ったりしました。
偉そうなことを書いてしまいますが、多分ピアノのパートがあまりよく書けて無いんじ
ゃなかなと思います。協奏曲として、ですが。
それがドヴォルザークの狙いなら、何故協奏曲という形を取ったのか分かりません。
聴いてみた感想は「何だか立派な音楽に聞こえるが、なんだか正体不明。」って感じで
した。
クライバーはこの前年にあのウィーン・フィルとの「運命」をグラモフォンから出して
世間をあっと言わせたばかり。EMIもここぞとばかりにリヒテルと組ませたんでしょう
が、このレコード当時もほとんど評判になってなかったと思います。