最初に20世紀に書かれたヴァイオリン協奏曲

    をリストアップしましたが、重要な曲を漏らし

    てました。

          

                    そうなんですか。

 グラズノフの協奏曲です。

 

    ”いい曲ですよ”

 

                    断言ですね。

 この曲は多分自分にはシベリウスと同じくらい

    馴染みの曲なんです。

    というのも、この曲を知ったのはハイフェッツ

    のシベリウスのCDに併録されていたので、自然

    にそうなったんです。

 

    ちなみにプロコフィエフの2番の協奏曲も入って

    いて、演奏も素晴らしいしお勧めのCDです。

                       

                    グラズノフってどんな曲を書いているん

                       ですか?

 私もそんなに詳しく無いので調べてみました。

   

    グラズノフはシベリウスやニールセンと同世代

    何ですが、才能ある音楽家として知られるよう

    になりましたが、どちらかというと教育者とし

    ての実績が大きかったようです。

 

    8つの交響曲を始め、小品から大作まで数多く

    の作品を残しました。

 

    本人は指揮が好きであちこちで指揮しています

    が技術的には趣味の範囲を出なかったそうです。

 

    作曲家としては、今風の音楽に馴染め昔風の

    ロマンティックな曲風を好んだようです。この

    協奏曲なんか正にそういう感じです。

 

    そのためか、昔の音楽家というイメージがあって

    1936年に亡くなった時、まだ生きていたんだ

    というような感じだったそうです。

 

                    じゃあ、聴きやすそうですね。

 

 確かに不協和音に慣れてしまった私たちには

    少々古い感じを受けますが、その分一回聴けば

    良さが分かると思いますよ。

 

                    早速聴かせて下さい。

 

 私的にはハイフェッツが絶品なんですが、エルガー

    の回で決めたように、演奏動画があればそちらで

    紹介したいと探したら、大好きなヒラリー・ハーン

    のものがありました。

 

    ハイフェッツに比べるとよりロマンティックな演奏

    になってますが、十分に楽しめます。

 

    3つの楽章に分かれてはいますが、続けて演奏する

    よう指示がありますので、一気に聴きましょう。

    時間も20分程度と短いものです。

 

 

                   えー、いい曲ですね。聴き惚れてしまいま

                      した。

                      確かに、20世紀とは思えませんが。

 もっと聴かれてもいい音楽ですよね。

    これを聴くとグラズノフの他の作品も聴いて

    みたくなります。

                   

                    20世紀のヴァイオリン協奏曲でもこん

                       な曲もあったんですね、これからが楽し

                       みです。